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プレイフルエコノミー~生産活動としての「遊び」について~


先日、UNLEASH主催のイベントに参加しました。

【プレイフル(playful)とは、物事に対してワクワクドキドキする心の状態】

立教大学特任准教授・舘野泰一さん、ハバタク株式会社代表取締役・丑田俊輔さんの対談。とっても学び多い時間だったので、noteします。

「遊び」と「学び」のこれから・これまで~舘野さん~

著書に『アクティブトランジション』『リーダーシップのフロンティア』のある舘野さん。

(「職場で主体的に行動できる人はどのような大学生活をすごしてきたか」のお話、読んでみたい。)



「遊び」と「失敗」

参考文献より例を引用し、「創造には必ず必要な『失敗』が、遊びの中ではむしろ『価値』を持っている」とおっしゃいます。

「遊ぶ」「playful」の先駆者・同志社大学の上田信行さんの言葉「楽しく学ぶ、ということではない。楽しいことの中に学びはあふれている。」

を引用し、「遊び」と「学び」のこれからについて、お話ししてくださいました。

・Playful Thinking=物事に対してワクワクドキドキする心の状態を作り出す思考法。「できるかな?」ではなく「どうやればいい?」。失敗を恐れずに前向きに挑戦して成長しようとする考え方。

・Playful Learning=人々が集い、共愉的な活動に従事する場において、学び、気づき、変化すること。学ぶプロセスそのものが遊び的で楽しいことに意味がある。そのような場をどのように設計するのか?

場2.0のお話です↓


このスライドは、ホームスクーラー(息子は小1の5月からホームスクールで学んでいます)とのつながり・共に学び合う環境づくりととても相性が良いと思います(*^^*) 永久保存版。

またこれまでのPlayfulは、学習者個人の学習という視点にとどまっていたのでは?と問題提起され、

次のPlayfulとは?=Playful Leadership

に続きます。

Playful Leadership=他者にプレイフルなアクションをすることを通じて、自分、他者、そして組織全体をプレイフルにするという発想。

スプラトゥーンを使ったリーダーシップワークショップを通し、playful×Leadershipの研究をされているそうで、1年から1年半後くらいに論文にできたらいいなとおっしゃっていました。

このスライドも、私的永久保存版です^^

息子のゲームライフにおいて、このスライドの内容を意識して観察。彼の学びや経験を広げるお手伝いをしていきたいと、強く強く思います。

あと印象に残っているのは、プラトンの言葉。「1年間対話するより、1時間ともに遊んだ方が相手の人柄はよくわかる」。確かに。車の運転に例えられることもありますが、それくらい、言葉のコミュニケーションで理解できるのは、その人のほんの一部なのだなぁと改めて思います。

遊び、学び続ける地域社会~丑田さん~

すでに秋田・五城目をはじめ、世界各国で実践されている丑田さんのお話。

新しい学びのクリエイティブ集団「ハバタク」の代表取締役もされていらっしゃいます。

「多様性×創造性=共創的な学び」

「遊びと学びの結婚。野生への橋を架ける遊び」

地域に根づけば根づくほど、不況に強いコミュニティ、エコノミーができ上がる。

プレイフルエコノミーの実践編を、多数教えてくださいました。

いくつかリンクを貼ります。ここまで読んでくださった方には、ぜひ想像してワクワクしてほしいです^^↓

(食卓が世界とつながる。遠くに住む家族との距離が近くなる!リモートの仕事がリモートでなくなる!)

(「大人も子どもも没頭できる自由空間」。やってみよう!から始まったコミュニティ。短期で結果を求めず、7~8割はルールや制度、2〜3割が自由というバランスから始めるのも大事だそうです。)

Playful Economyとは

簡単にいうと、「プレイフルなことをしたら、コミュニティができちゃった!」ということ。

例えば。釣りを楽しんでいたら、東京のレストランからオーダーが来て仕事になる、とか。

そんなことなかなかないよ、と思うかも知れませんが、SNSの繋がりはこれを可能にしてくれるんだろうなと、私は期待しています。

テクノロジーが発達して暇、自由な時間ができたら、遊びOSを多く持っている人が楽しく生きられる。

楽しいから一緒にやろうよ!からスタートし、周囲の、同じく楽しそう!と思った人に動いてもらう。

Playful Economyは、学校に行っている・行っていない、仕事の種類、性別、大人も子どもも関係なく、当然誰もが主役の経済。

すでにSNS上では、こういう動きが出てきている。それをリアルに感じたのがこちらです。

「60人超えの大水鉄砲大会inさいたま」

楽しそうだから、一緒にどう?

ここから始まる企画。これは、ホームスクーラーと(そうでない人も)とても相性の良いコミュニケーション、学びの形、economy(経済)だと思うのです。


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