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子どもと旅するときに大切にしていること

これまで息子と一緒に旅した場所を数えてみる。
北から順に、北海道、青森、秋田、山形、新潟、熱海、奈良、出雲、山口、種子島、石垣島。こんな感じかな?

とにかく私が旅が好き。飛行機に乗るのも好き。というか空港が好き。陸路ももちろん素敵だけど、空港のあの希望と自由が入り混じったような雰囲気がすごく好き。空港に行くと、なぜか身体中の細胞が息を吹き返したような気持ちになる。

旅先ではもちろん、観光がメインではあるけど、私は地味にその土地ならではの植生が好き。緯度の違いによって、植生の分布って結構違うんだよね。もちろん、街路樹になるとその土地土地の方針もあるだろうから一概にはいえないだろうけど、結構びっくりしたのは種子島で、普通に道路脇に生えているソテツが立派でたくましくてすごかった。もちろん、石垣島はハイビスカスが素敵で。その土地の植物が生活に溶け込んでいるのがいいですよね。

ところで、一人で旅をするのとは違って、子どもと共に旅をするのは、ほんのちょっとだけコツがいる。それは一言でいうと、「余裕」かなと思う。あとは、意識的に大人が「楽をする」こと。

旅先では、そこまでスケジュールを詰めすぎないようにはしてるけど、それでもやっぱり行きたいところは絶対行きたい。その場所で実際に感じたいし、息子にも見せたい。だけど、その「絶対譲れないところ」だけはポイントで抑えておいて、その他は「まあ行けたら行こうか」くらいのゆるさを持っておくのが結構大事。

これは精神的な余裕もそうだし、物理的に持ち物も結構「余裕」を持たせることが
大切。わりと行きのスーツケースの3分の1くらいはスペースを空けた状態で行くことが多いかなと思う。お土産もそうだけど、旅先で子どもの気を紛らわせるために買ったおもちゃとかを入れるために。

私がわりと離島とか、その土地の風土みたいなものが根強く残っているところが好きで、そういうところは得てして交通アクセスが不便。バスが1時間に1本しかないよ、とかね。

個人的にはそういうのに左右されるのは全然好きなんだけど、子どもがいるとどうしても、待ち時間が大変。一人だったら本を読んだり音楽を聴いたり、なんでもできるけど、子どもは飽きたり、疲れたり、「これではない違う何か」を突然したくなって不機嫌になったりするからね。それは仕方ないです。

あとはとにかくどうしても荷物があるので、私は旅先ではよほど都会でない限りはレンタカー一択です。空港や駅に降り立ったら、まずはレンタカーをピックアップ。これ、この間山口の秋吉台に行ったときもやっぱり便利でした。地方だととくに、乗り換えが発生するような場所への移動って、クルマの方が速かったりしますよね。それにクルマだと急な目的地変更も自由に対応できるので、何かと便利です。お天気が悪いときでも車内に避難できるしね。なので、あのとき仕事を休んででも運転免許をとってよかったなあと思います。

あとはねえ、帰りはさすがに疲れるので、帰りの空港とかでスーツケースは自宅に送っちゃうのがオススメです。帰りこそ楽をするのが大切で、何かと増えた荷物やお土産は全部スーツケースに詰め込んで、帰りの道中で必要なものだけをリュックに入れて、身軽な状態で子どもと手を繋いて歩くのがいいです。その方が、心の余裕に繋がるし、心の余裕があると最後まで心地よく旅ができる。

そんな感じで、子どもと旅をするときに私が大切にしていること、でした。思い出したら、また旅に行きたくなってきたな。今一番行きたいのは、奄美大島です。
息子、いつまで一緒に旅してくれるかなあと思いつつ、「もう僕は行かないよ」と言われても、それはそれでまた1つ喜ばしい成長の証として、一人祝杯をあげることにしたいと思っている。

ありがとうございます!