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夢が諦めきれない社会の行方は。

基本的に、「昔と比べたら」という観点で物事を考えることが多い。
最近比べてみたことを残しておこう。
(お酒飲んだら忘れちゃうからね。)

昔は今より夢が遠い存在だった?

youtuberがテレビに進出したり、
SNSから有名になって本を出す方がいたり、
夢を実現できるチャンスが増えている気がする。
その中でふと思ったのが、
夢を諦めるっていう行為がされなくなってきてるよね、と。
個人でもできることが増えてきているし、情報もたくさんある。
翻訳のサービスなんかも無料で使えるから、海外の進んだ文化も
英語が話せない私でもわかる。

テレビで某弁護士の先生が、詐欺事件の解説をしていた時に、
「あなたが一人目の被害者、という事件はまれだ。誰かが過去に被害を受けているはずだから、とにかくどうしていいかわからないということがあれば、相談してほしい。必ず解決策はある。」
という話をされていた。

それと同じで、「何かをしたい」と思えば、調べてみれば
同じような考えをしていて行動を起こした人が
どんなことをして成功したかという情報はたくさんあるし、
同じことをすることでファンになってくれる人も見つかる。

昔はそこまでいろいろな情報がなかっただろうから、
有名になりたい、お金持ちになりたい、こんなことしたい
と思えば、身近な人に話を聞く、伝手を辿ってそういう人探す、みたいな
《とにかくやってみて頑張る》というのが当たり前だったのかな
と想像している。

だから、身近にそういう人がいなければ、
親や先生に言われた通り、いい学校に行って、いい会社に入って、
上司の言う通りに仕事して・・・・
「夢?そんなこと言ってないで今の仕事頑張れよ!」
みたいな感じなのかな~と。

現代なら夢は叶えられる?

でも今は違う。
個人でもやる気があればいろんな道を選ぶことができる。
youtubeやSNSなど、誰でも無料で使えるものでも有名になることもできるし、ファンも増やせる。
地道に行動していれば、いつかそれで自分も生活していける。

そんな時代になってきた。

夢で溢れ、成功者は今も昔も一握りなのに、同じ夢を語れるようになった。

ただ、逆に言えば夢を諦めるきっかけがなくなった
その弊害が、社会問題にもなっている”ニート”なのかなとも思う。
自分の趣味の世界で認められている人がいる。
または一定数自分のことを認めてくれる人がいる。
そうなれば現実世界で頑張る理由が一つなくなるような気もする。
(ただ、それが夢から逃避に変わっていることには気づかないといけない
時が必ず来るけど。)

本当に夢は叶えられる?

そんな変化を通じて、昔みたいにこうしておけばいいということはなく、
個人がどんな考えでどんな行動をするか、が大事な時代になった。

正解は溢れている。

じゃあどうしたら自分の夢は叶えられるのだろうか。

正しい努力を続けること。
最短距離で動くのではなくて、回り道をしてでも
必要なことをやり続けること

ではないかなと思う。

私も、仕事でも遊びでもできれば効率的に結果を出したいと
思ってしまうけれど、
自分の好きなこと、やりたいことで結果を出して
生活できるレベルになろうとすると、努力の度合いも変わってくる。
続けられるかどうか、これが境目になるのではないだろうか。

もちろん趣味のレベルで少し有名になることはできる世の中だと思う。
(自己満足のためにやるのであれば。)
どんな女優さんでも、どんな実業家でも、どんな芸人さんでも、
下積み時代というものは必ずあって、
諦めずに努力を続けた人に光が差してくる。

ただ、「二兎追うものは一兎も得ず」という言葉があるとおり、
趣味としてやっていたことが開花して仕事にできるような
要領の良い人はもっともっと一握り。
(多分だけど)夢を叶えるためにはそれ相応の時間が必要で、
それを確保するためには本当は”二足の草鞋”では難しそう。

だから、夢が叶えられるかどうかという問いに対しては、
「叶えられる。ただし時間をかけて努力をすれば。」
という回答になるのではなかろうか。

夢を諦めきれない人の行方は。

じゃあ諦めずに継続をしている人の中でも
成功する、プロになるに至らない人はどうなるのか。

これは結構悲惨な現実もあって、
一番悲しいパターンは
「社会経験がほとんど無く年を取ってしまった」パターン。

何とか夢を諦めずにきたけど、
コンビニバイトしかしたことが無くて、
社会人経験がほとんど皆無。
これといった特技やスキルもないから仕事が見つからない。
その結果バイトでしか稼ぐことができなくて
将来に対する蓄えもないよ。

書いてて不安になるね。

でも一定数はこういった方がいるらしい。
日本の社会保障は世界に比べてもとても手厚いらしいので、
のたれ死ぬということはなさそうだけど、
それこそ楽しみの無い生活になってしまうかもしれない。

そうならないためにどうするのか。

たくさんの努力を重ねてプロになる。
または、
その修行の中で知り合った人と関係を続けておくこと。
対人関係の社会経験をたくさん積んでおくこと。
きっと何かの伝手があれば、そこで働く、学ぶことができる場所を
確保できる。

今のところ私にはそれしか思いつかないので、
もっと現実的にこれが必要なんじゃない?っていう意見があれば
ぜひコメントいただけると嬉しいです。

夢が諦めきれない社会の行方は。

もうそうなのかもしれないけど、
かなり社会的にも格差が生まれていると思う。

というか、昔からきっと格差はあって、
それが最近の情報化社会になって顕著に見えるようになったのか。

SNSでは匿名で誹謗中傷がつぶやかれ炎上することが
当たり前になって、簡単に投稿できなくなっているし、
成功者とそれ以外の壁がものすごく厚くなっている気がする。

理想を追い求める向上心と現実的な視点のバランスが
保てる人が増えていかないと、どうなるんだろう。
日本ってそういう人を見捨てない優しさは感じるけど、
できる人を優遇して努力すればああなれるのよ~みたいな話って
あんまり無いよね。
そんな社会に漠然と不安を感じる時もある。

まとめ

私はラジオが好きで、
パーソナリティの人たちがどういう人か知りたくて、
チャンスがあるなら挑戦してみたくて、
某ラジオ局主催のレッスンに1年間通っていた。
そこでプロのアナウンサーさん、ナレーターさん、
ディレクターさん、ラジオ局の代表が口をそろえて言っていたのは、

「とにかく諦めないでやり続けてほしい」
「オーディションに落ちても、それはその番組の意図に合わなかっただけで、あなたの能力が低いからじゃない」

肝に銘じて、とにかく何でも頑張って継続しよう。と思った経験でした。

朝テンション上げるために聞いている曲

Uptown Funk(feat. Bruno Mars)

あぁ~!あのCMのね!ってなる曲。
寒い冬もホットになるよ。


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