たった210円で世界が広がった話

たった210円でも使い方によっては大学生の世界を広げることができるのです。


生き急いだ過去

去年の夏ごろから本を読むようになり、半年ほど過ぎました。

「はやくお金を稼げるようになりたい」との思いからはじめに手を付けたジャンルはビジネス本。

最初に買ったのは堀江さんが書いた「ゼロ」。そのあとも、当時流行っていた「ファクトフルネス」を買ったり、「道をひらく」を買ったり。

いま振り返ってみると、そんなお金目的じゃなくていいじゃん、と思いますが、当時はお金を稼ぐ=価値があり、みんなから褒められること、だと思い、必死にがんばっていました。

しかし、何冊ものビジネス本を読んでいく中で、だんだんビジネス本に飽きてきました。

どの本を買って読んでみても結局、「行動しろ!」のメッセージしかないからです。

ビジネス書に飽きた、金はない、さてどうしようか

さて、数冊のビジネス書をよんだあと、ビジネス書に飽きてしまった。

次にした行動はなんでしょうか。


古本屋めぐりです。


古本は安く、店によりますが、だいたい1冊100円から購入できます。古本はお金はないけど本に投資したい、という場合にもってこいのものです。

早速、古本を買おうと思い、1000円をにぎりしめ、自宅ちかくの古本屋に向かいました。

まずは「小説」のゾーンを見て、そのあとに「エッセイ」のゾーンを見ました。

港かなえさんとか東野圭吾さんなどたくさんの著名なひとたちが並んでいました。

しかし、馴染みがあるのか気がついたら、ビジネス本のゾーンをみていました。

いけない、いけないとおもいながら1時間、ふだんなら絶対にふれない無数の本にふれました。

そして購入した商品がこちら。

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タイトルは「そして生活はつづく」、主張が激しくない。

書いたひとが「星野源」というところに惹かれてしまい即、購入しました。星野源って歌だけじゃなくて本も書けるんだぁと感心したからです。

今まで「これやるだけで年収1000万」、「デキる男の読書術」みたいな主張の強いタイトルばかり見てきたので、こんなタイトルあるんだぁと世界がまた広がりました。

エッセイ集に心躍る

内容は短編のエッセイ集で、ひとつのテーマにそって書かれていました。

テーマは『当たり前の日常を楽しくしよう』

このテーマに深く共感しました。自分が書いているnoteもそうだったからです。

9月のころ、つまらない、あたりまえ、たのしくない、の三拍子がそろった生活を送っていました。

なんとかして自分を変えたいと思い、まわりのひとに聞いてまわり、教えてもらってはじめたnote。

このnoteをはじめた理由とエッセイのテーマが重なる部分があり、深く共感しました。

ほかのエッセイの内容もコメディ寄りで非常におもしろかったです。興味があったらぜひ、読んでみてください。

※面白かったので読書録としてきちんと残したのはこちら。

エッセイにふれて

ビジネス本以外の本に意識的に触れてみて、おもったこと。

それは

本の世界ってたのしい

世の中にはあらゆる人が存在しています。芸能人だったり、経営者だったり、漫画家だったり。

そんな人たちが「これはみんなに知ってほしい!」という自分のなかの一部を切り取って本にする。

そんな本を読むと、作者のことを深く知ることができますし、なにより「それわかる!」という部分がでてきます。そんな共感が大好きです。

ぼくはそんな世界の広がりを210円で感じることができました。

最後に、「そして生活はつづく」(星野源著)のなかで一番共感した部分を引用して終わりとさせていただきます。

「何気ない日常の中に素晴らしいものがある」どや顔でそんなことを言う人は苦手です。
「なにげない日常」の中には「なにげない日常」しかない。素晴らしいものなんてない。
その中から素晴らしさ、おもしろさを見出すには、努力と根性がいります。
黙ってても日常はおもしろくはなってはくれない。
見つめ直し、向き合って、物事を拡大し新しい解釈を加えて日常を改めて制作していかなきゃならない。
毎日をおもしろくするのは自分自身だし、それをやるには必死にならなきゃ何の意味もない。

つまり、一生懸命生きなきゃ毎日はおもしろくならないってことだ。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます
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