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ありがとうを伝えていますか〜劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンを観て〜

普段自分の中にしまっている気持ちを相手に伝える。しかし、当たり前のことだけどなかなかできない。この映画は感謝の気持ちを伝えようとする背中を押してくれる作品だなと感じました。

主人公の職業は手紙を代筆する職業ドール。依頼者の心によりそうことで感情を理解していく過程を描いたアニメも最高でした。

映画はアニメの続きを描いた作品でしたが最高でした。絵も美しいし最高。

アニメの放送時がかなり前だったので、アニメの内容はほとんど忘れてしまっていました。それでも感動した部分をこれから書いていきます。

※ヒロインの名前はヴァイオレット・エヴァーガーデンです。しかし、長すぎるので作品の中で呼ばれているヴァイオレットちゃんと書かせてもらいます。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンの時代設定

時代としては第一次世界大戦期が終わったあとであると考察されています。劇場版では大戦が終わったあとの世界がとてもきれいなアニメーションで描かれていて良い。

知っておくと作品がもっと楽しめる点は以下の3つ

・女性の社会進出が進む時期
・電話の普及が始まり、手紙の需要はなくなりそう
・大戦期であったことから識字率は高くない

この3つを押さえておくとヴァイオレットちゃんの職業や状況がより理解できます。

劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンの物語の構成

実は劇場版ではヴァイオレットちゃんが生きていた時代の少しあとの時代から描かれています。

少しあとの時代とは電話が普及し、手紙を書くドールの需要がなくなった時代です。簡単にすると、

現在→過去(ヴァイオレットちゃんが生きていた頃)→現在

劇場版の流れを知っておくとより感動できますね。

ヴァイオレットちゃんの職業

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ヴァイオレットちゃんの職業は手紙を代筆するドールという職業。当時は識字率も低く、文字を読み書きできる人が貴重でした。

手紙を代筆する際には思いを伝えることが大事で感情の起伏が少ないヴァイオレットちゃんには相手の気持ちがわからず苦労しています。

ヴァイオレットちゃんが苦労しながらドールとして成長していく様子はアニメで描かれています。アニメはNetflixで見れます。

直接言えないことも文字でなら

ある日、病気で余命の短い男の子から依頼が来る。依頼の内容は感謝の思いを家族に伝えること。

普段恥ずかしくて面と向かって言えないので手紙を書きたい。そこで、ヴァイオレットちゃんに代筆を頼む。

お父さん、お母さん、弟に向けて男の子の死後送られる手紙の代筆を始める。

もう一つのストーリー

こちらのストーリーは物語の構成でも書いた現在→過去→現在の流れが大切になってきます。

もうひとりのヒロインの女性デイジー。その日は大好きだったおばあちゃんをなくした通夜だった。おばあちゃんの遺品を整理していると、とある箱を見つける。

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箱に入っていたのはボロボロになったたくさんの手紙。読んでみると、それはおばあちゃんのお母さんからおばあちゃんに宛てて書かれた手紙だった。

内容としては娘へのお誕生日メッセージ。実は、おばあちゃんのお母さんは寿命が短く、娘への手紙を亡くなる前に50年間分手紙を書いていてた。

その手紙を郵便局を使っておばあちゃんへ毎年お誕生日のたびに届けていたのだ。おばあちゃんへ宛てた手紙全てが大事に保管されていた。

実はこの手紙は代筆されたもので代筆者の名前はヴァイオレット・エヴァーガーデン。デイジーは彼女の記録を探して旅に出る。

2つのストーリーを通して考えたこと

2つのストーリーを通して自分は何をしているのだ!という気持ちになりました。自分は親に感謝することはめったになく、受験のときに「いつもありがとうね。」と答えたっきり。

正直、感謝するのは恥ずかしいですがそろそろ感謝しなきゃなと思っています。いつも、助けられているので。

手紙は恥ずかしくて書けなくてもなにか他の方法で感謝を伝えられたらなぁと思います。

最後に−思いは風化しない

この映画から思いは風化しないのだ、と感じました。男の子が家族に送る感謝の手紙。お母さんから娘へ送る50通のおめでとうの手紙。

これらの手紙は形として残り、場合によっては次の世代まで受け継がれます。感謝の思いは一生残り、風化しない。

そんな感謝の思いの大切さを学びました。

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