膨大な空白の前に立つ

今ぼくの目の前には大きな空白がある。
その空白の中には様々な色を塗ることができて、真っ赤にもできるし緑にもできる。

やってきた

そう、春休みだ。3日前、忘れた頃にやってきたテスト通知や最終課題のレポートがめんどくさくてほっといていたけど、ついに終わらせた。というよりは踏ん切りをつけて諦めたと言ったほうが近いかも知れない。

バレてない失敗

実は半年前、ぼくはある失敗をしている。約2ヶ月の夏休みがあったのにもかかわらず何もせず過ごしたことだ。

午前なのか午後なのか曖昧な時間帯に目を覚まし、高脂質の昼飯を食べたあと、重力に負けたように座り込みYouTubeを見て過ごす。

それでも案外疲れるもので、夜はダラダラYouTubeを見ながら目だけ異常に冴えた状態で眠った。

いざ来ると、何をしていいのか

ここから先、2ヶ月本当にやることがない。

今まで休みが欲しいと叫んでいたくせにいざ休みが来ると何をしていいのかよくわからない。

休みが来る前はあれがやりたいこれがやりたいと思っていたけど、気づかぬうちにそのやる気はどこかに消えてしまってなくなっていた。

まずい。

このままだと夏休みのように振り返ったら後悔しかないような日々を送ってしまう。

それはどうしても避けたい。

せっかく生きているのだし、あとで振り返って残ったものがあったほうがいいなと思う。

iPhoneのメモ帳

そんな時、ふとiPhoneのメモ帳機能を開くとこんなタイトルのメモ帳があった。やりたいことリスト。

「なんだろうこれ」と思いながらそのファイルを開くと、秋学期に学校の勉強をしながらやりたいと思っていたけどできなかったことがリスト上に並んでいた。

確か好奇心を高めるためにダ・ヴィンチがやっていた”やりたいことリスト”を丸パクリしてこのメモを作ったような気がする。

その中には、富士山登る、ショートショート書く、ギター、瞑想、中小企業診断士、性格分析、ビジネス著作物検定、小説読む、などが書いてあった。

今すぐ実行できてあとに残りそうなやつ。英語、プログラミング、めっちゃ本を読む、この3つをやることにした。

ハマる

久しぶりに英語をやってみると案外たのしいもので、シャドーイングとディクテーションをしたらハマった。

聞こえなかったところが聞こえるようになる、それが嬉しくて気づけば2時間やっていた。

プログラミングもやってみるとたのしかった。まだプログラミングを使ってやりたいことができていないけど、一個ずつできることが増えているのが楽しい。

そうやって楽しんで作業をしていると、気づけば23時を過ぎ、一日を終えようとしていた。

こうやって楽しんで毎日すごせば、でっかい空白も怖くないかもな。

明日もがんばってみよ。

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