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美術館日記⑩没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった@国立新美術館2010.10.4

*この記事は過去に行った展覧会の感想をnoteにまとめ直しているものです。
現在行われている展覧会ではありません。
基本的に当時のものをそのまま書いています。
もはや登場する作品はおろか展覧会自体の記憶があやふやなものもあります…
太字のものは過去の私への現在の私からのコメントのようなものです。

ゴッホの油彩画36点、版画・素描32点とその他の作家の油彩画31点、版画8点、関連資料16点合わせて132点の展示。


チケットのゴッホのフォントがかわいかったんですよ

《あおむけの蟹》かなり好きだった。最初何が描いてあるのか全然わからなかった。背景が全部緑。なんでわざわざあおむけにしちゃったのかってとこがツボだった。
タイトルにある通り「ゴッホ」ができるにはどういう出来事があったのか、どういうふうに絵を描いていったのかを紹介。

ただし。作品が小さい。キャプションがあってなんぼの展示。ということは。
人が多いと全く行く意味がない。私はそれでもすいてた時に行けたんだと思う。

あとせっかくの。せっかくのアルルの部屋が部屋を再現したものに負けてた。
多分一緒に視界に入るようにとかそういう配慮なのだろうけど。
十分インパクトがあるのだから作品単体で良いように思った。

でも企画意図が明確でおもしろかった。

《ある男の肖像》のふてぶてしいかんじの男の表情がゴッホってこんなの描くんだという感じだった。
《草むらの中の幹》はあの幹2本だけを取り出したら何を絵がいているのか全然わからないと思う。いろんな色でできてる木。魅力的。

流れでみていくと晩年近くの作品は技術力とかセンスが磨かれていってるように思った。
やっぱやっぱゴッホが好きだ!!日本人ですものー。(「ゴッホ」って展覧会タイトルに入ってれば日本での展示は成功すると裏話で聞いたことがあります。確かに行っちゃうよねー。あとモネ。)

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