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【こどもの金融教育】資本量と人の価値、豊かさ

■資本量への考え方

・お金を多く持っている人が羨ましいと考え、自身に劣等感を抱く感情程愚かなことはありません。

 前回の記事でも触れましたが、豊かさと資本は別のものです。人の価値は資本量で決まらないと考えます。
人の価値は一定です。生命として存在すること自体に価値があり、周りとの比較で自身の価値は決まらないと教えることが大切だと感じます。自分を他者と比較して劣等感を抱くことで、自尊心が低下します。これにより、自己評価が低くなり、自己効力感が損なわれます。自身で自身の命に終止符を打つ人が多いこの国の中で、生命の価値を教える教育はとても大切なことだと思えるのです。

■資本主義の問題点

・とある方に豊かさは5つの層になっていると教わりました。
 豊かさに関してはまず、衣食住が出来ることが第一の豊かさであること。これは現代だと災害にあった際などにありがたみを感じることが可能だと思いますが、普段は当たり前と感じている方が多いと思います。
 次の豊かさは生きる為に必須ではないものの、あると豊かさが増すものの所有です。いわゆる贅沢品という物で、自動車や時計などが該当します。これが第二の豊かさです。
 そして資本主義が拡大し、現代を見てみるとどうでしょうか。第三の豊かさでは、SNSでの承認欲求、スマートフォン、ギャンブル、ゲーム、株式投資、ドラッグなどを豊かさと感じてしまいます。電車に乗ればスマートフォンでゲームをしていたり、しますよね。こういった依存から抜け出すためには結構大変なことじゃないかなと考えています。
 現在の豊かさではよりバーチャルな部分に対して刺激を求め続け、脳が依存しているのが実態です。資本主義は人々を豊かにしてきましたが、現在の資本主義がもたらす幸福度はきりがなくとても危険だと考えています。

■子供への教育

・海外では餓死したり、人身売買が日常的に起こっているのが現実ですので、小さい頃からそういった問題に目を向けさせることが大切です。現在の日本人は自分だけが良ければ良いという気持ちがとても強くなっている気がしています。そうではなく、衣食住が出来ない同級生が世界にいることを理解した上で、自身に何が出来るのかを考えさせる教育が必要になっていると考えます。また、資本主義で発展して来た日本の歴史を教えた上で、新興国や発展途上国の現状について教えることもまた一つ大切なのではないかと考えます。

・学校では人と違った意見や価値を持つ子供に対して、統一感や協調性を求めます。しかし、それは子供にとって害にもなります。世界の歴史は人との相違点や考えの相違点に対する攻撃から始まっており、本当の意味での多様性を受け入れることは行われていないです。なので、多様性を受け入れ良い部分を尊重出来る言動が大切だと感じます。

・資本量については前回の記事で記載しましたが、お金で買えるものと買えないものを教えた上で、衣食住が出来る環境がとても幸福であることを教えるべきです。そうすれば、資本量でものごとを判断する人にはならないと思います。今の日本に対して疑問を持つ子供達が増えることで、日本が良い方向にいくのではないかと考えます。


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