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≪Vol.211≫夢と余裕~外国人と働く~

キングコングの西野亮廣さんが「夢と金」という本を出版されて、「夢を追い求めるためには金が必要だ」「金が尽きたら夢は追いかけられない」ということを前提に、ご自身のいろんな事例を書かれてる本ですが、今回、僕が付けているタイトルも同じで「夢を語るには余裕がないと語れない」とも思っています。「余裕がないと語れないということもありますが、そもそも相手も聞いてくれません。」そんなこと言ってないで働いたら。。。ってなる。


さて、今日は僕の会社「ワン・ステップ」の交流会を開催しました。50名近くの外国人メンバー、関係者が集まってくれて久しぶりにみんなに会えたことは本当によかったです。久しぶりのメンバーもいて話も出来てよかった。

そんな時に「なんで石川さんは外国人事業やってんですか?」って聞かれるのですが、実際、僕がビジネスとしてやっていることは「インバウンド事業」です。外国人観光客が増えるか増えないか、外国人観光客の消費を上げられるかどうか、ということを外国人留学生・社会人チームで取り組んでいることが多いです。

これ自体はとても面白いし、やりがいはあるのですが、そもそもで言うと「日本は外国人人材と共に社会を作っていかないと、やばい」と思ったから外国人人材事業に興味を持ったのが始まりです。日本は少子化だし、ドメスティック(国内向き)だし、どう考えても未来の日本を考えたら、まずいよなぁと思いました。未来と書いてはいますが、僕が生きている間の未来をイメージしていました(20年後とか30年後とか)。決して子供、孫の世代のことを思ってのことではなく、直近の課題だなと思っていました。

僕は何が出来るかなと考えてみたときに、僕は海外で働いたり、生活した経験が少しあったので、そんな経験も活かして日本がもっと国際化することの手助けができたら面白いよなと思って「外国人留学生のサポート」に取り組んだ。。。という経緯があります。

だから、極端に言うと「日本が良い形で国際化社会に進む」のであれば、僕は自分の会社だけで何かをしたいとも思っていませんし、大きな会社が社会を動かす何かを企てたのであれば、そんな人・企業と一緒に社会を作っていくのでも別に僕の夢は達成されるので、僕は会社を持つこと自体には固執することもありません。ただ、大きくしないと社会に役立たないだろうと思っているので大きく出来るにはどうすればよいかは考えていたりはします。

そんな僕の夢みたいは話を外国人メンバーにします。
ちなみにそれって何ですか?って言われたら今はビジネス的には「インバウンド事業」を生業としていて、会社として外国人人材を活かした仕事をしたいから、外国人人材への支援(学び支援、ビジネス支援、就職支援など)に対してお金をかけています。いい人材が集まり、育てば、いい仕事が出来るので、会社としてはインバウンド事業の売上も上がるし、社会も良くなるし、人が社会で活躍出来て、その人たちが幸せに暮らせる可能性が高くなる。そうなればいいと思っている。そんなことです。

そんな夢みたいな話も、今僕がなんとか食っていける(生活できる)状態だから聞いてくれる話で、本当に食っていけないときは、誰も聞いてくれることもありませんでした。そんなことはイイからちゃんと会社に勤めて、給料もらって、それからなんじゃないの。って。そりゃそうだなって思います。
今は、何とか食っていけているので、少し話も聞いてくれたりします。


ちょっと長くなったのですが、日本の社会で言うと外国人に働いてもらうということについては「どのポジション」で採用しているのか?という疑問があります。一般的にビジネスの前線で戦いたいのであれば「正社員」として採用することが多いと思います。(日本人の話)
そして、ちょっとしたお困りごとを助けてもらいたいのであれば「アルバイト・パート」でカバーしたり、アウトソーシングで対応します。
ただ外国人採用となると「ビザ」の問題もあるので、本当は「アルバイト」でカバーできるスポットを「正社員」で採用することも多くあります。そして表面的な募集要項は「ビジネスの戦場の先頭で戦える人」(こんな書き方はしませんが)という募集になっています。

ただ、現実は「前線は日本人が戦うので、外国人チームは後方支援でお願いします」という場合も結構あったりします。
そうなると、後方支援チームって給料も上がらないし、ヒリヒリするようなビジネスの戦場へ行くこともなく、「全然思ったのと違う」ということもよくあったりします。そして転職します。(日本人でもよくあるのかな)

この辺の戦い方が変わってくると、日本社会も少し変化していくんだろうとは思っています。国籍関係なくビジネスの戦場では勝てる人が前に出よう!と。

とはいえ、ここでタイトルの話に戻しますが、人間は誰でも自分のポジションを脅かされるのは嫌じゃないですか?プロ野球界のように毎年、甲子園で華々しい活躍をしたスーパールーキーが会社に入ってきたら、既存の社員は「おいおいちょっと待ってくれよ」ってなるのが普通です。

それは日本人だろうが、外国人だろうが同じで、社会をよくしていこう!なんて言ったところで「余裕」が無けりゃ、そんなの出来っこないのも真実で、その規模規模で、夢を語れる人が引っ張っていかないといけないんだろうと思います。夢を語れるうちが華。そんな気もします。

僕も頑張ります!
今週も最後まで読んでいただきありがとうございました!



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