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≪Vol.218≫イチローと青木宣親と技術~外国人と働く~

タイトルの通り「野球(選手)」に聞いて、僕が影響を受けている事なのですが、それは「技術」です。具体的な「野球の技術」という話ではなくて、「成功するかしないかは、技術があるかないか」という結論に至っていた。ということです。

僕は野球選手をマネジメントするエージェントにいたので、野球選手の話を聞くことが多くありました。また自分でもいろんな選手の動画なども見て、どんなことを考えているんだろう?なんて勉強もしたりするのですが、共通して言えるのが「パッションではなくて、技術だ」ということでした。特に超一流という選手になるほど、「結果=技術」という見解を持っていたように感じました。イチロー選手もそうですし、青木宣親選手もそうでした。

そんな話を聞いたこともあり、僕は本来、考え方として「やる気だ!気合いだ!根性だ!気持ちだ!」ということで20代くらいまでの人生を潜り抜けてきたのですが、30代になってそういう話を聞くことになり、技術(スキル)を高めるためには諦めない気持ちとかは大切だが、「気持ちがあるから成功するとか、しない」とかそういうことではなくて、気持ちと技術を分けて考えるようにしました。気持ちはとても大切だと思っているのですが、「出来るか出来ないかは技術だ」という風に考えるようになりました。

そして、技術は人に教えられるが、気持ちを教えるのはとても難しいということも経験しました。僕はその後(今も)外国人と仕事をするようになったので余計にそういうパッション的なことを伝えるのは難しいと感じました。そもそもパッション的なことって「あまり聞いてくれない」「分かったようでよくわからない」ということになるので、効果が低いとも思いました。
でも、そんなマインド構築みたいなことも、結局は「技術」で構築しているみたいに今は思っていて、そこも「やる気」みたいな言葉ではなくて、どういうロジックで自分のマインドを構築しているのか?というのを説明する必要があると感じました。


なぜ、こんなことを書いているのか?というと、
昨日、たまたま野球中継を見ていると、「この投手は気持ちが入っていますね!」「選手に話を聞いたら、気持ちで押さえている、と言ってましたよ」というような解説をしていたので、ふと気になったんです。
解説者にも様々な方がいるのですが、この投手(バッテリー)はどういう技術で打者を打ち取っているのか、またこの打者はどういう技術でホームランを打っているのか、を話す解説者もいます。

野球中継に関して言うと、観戦者・視聴者・リスナーの気持ちが盛り上がればいいということもあるので、論理的なことでなくてもいいのかなと思ったりもしますが、僕が昨日見た解説者はたぶん・・・「なぜこの投手は抑えているのか、なぜこの打者は打てているのか」がわからない可能性もあるとは思っています。(怒られそう)
※ちなみに僕が投手として野球をやっているときは、なぜ自分は打者を抑えられているのか?というのはわからなかったので、抑えることは出来ても、人に教えることは出来ませんでした。


阪神タイガース優勝おめでとうございました!
次の「アレよ」に向かって頑張ってください!

今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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