下山 雄大

CodeCampというプログラミングスクールで、企業向けのIT人材育成事業をやっていま…

下山 雄大

CodeCampというプログラミングスクールで、企業向けのIT人材育成事業をやっています。2児の父でもあり、人が「学習」するということを考えてアウトプットしていきます。

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    テクノロジー教育事業を手掛けるコードキャンプのメンバーが日々の活動を共有します。

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Zoomを使ったリモート型の株主総会実施のために重要な6つのこと

昨今の感染症の影響以前から自分が所属するCodeCampはフルリモート/フルフレックスを採用しているので(*1)、社内での会議や顧客との打ち合わせも当たり前レベルでZoomやGoogle Hangoutを使っている。 *1:例えば、創業メンバーで取締役の1人は隔月でイギリスから勤務しているし、女性マネジャーの1人も今年からオランダで勤務している もう少し応用的なリモートの活用がないか?と思っていたら、親会社が株主総会のオンライン化を検討しているということなので、オンライン化

    • フルリモート型チームビルディング研修の作り方

      2020年4月入社の新入社員の多くは孤独と不安な3週間を過ごしてきたのではないか? 通勤自粛要請があるこの時期においても東京都内の企業のテレワークを実施率が26.0%という調査(*東京商工会議所調べ)を見ると多くの企業において新人に対して適切に業務や教育機会を与えられていないことが容易に想像がつく。 リモート型の研修でできる限りの相互交流を生み出す!「Web会議やWeb商談にスムーズに移行出来たのは、それまでの人間関係があったから」とよく言われる。 では、オンラインで初め

      • スーパー講師が見せた教育現場において心理的安全性を一瞬で確保する方法

        「心理的安全性」をいう言葉をご存知だろうか? 組織開発に関わる方や部下を持つ管理職の方は、 ここ数年よく耳にする単語だろう。 Google社が数年前に行った生産性調査のプロジェクトでレポートし注目を集めたと言われている。 一次情報を探してみると以下のように記述されている。 出典:re Work Googleさんに翻訳してもらうと以下のような日本語訳となる。(一部筆者意訳) 心理的安全とは、個人が無知である、無能である、否定的である、または(チームに)混乱を招くと

        • 組織を変えたくば、まず自分を変えよ

          リンクアンドモチベーションの麻野耕司さんの『THE TEAM 5つの法則』を読んで、所属する組織及びそのマネジメントに関して考えたこと、感じたを書いていきます。 書籍購入と併せて参加したイベントでは新年号の「令和」にかけて、 「令=法則、和=チーム、つまりチームの法則という」麻野さんの言葉があり、このタイミングで出るべくして出た本です。 本書の大まかな流れとしては、チーム作りに必要な5つの法則が章立てで説明されています。 5つの法則とは以下です。 Aim(目標設定の法

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          ベンチャーは最適解を探す!そして最初にやる!の繰り返し_その3

          これまで3つの最適解を探すということで、 1:チームマネジメントの最適解 2:顧客がかかえる課題へな最適解 について書いてきた。 本稿では、この3ヶ月間で取り組んできた3つ目の最適解について振り返る。 3つ目の最適探しは、「人が学ぶ」という行為の最適解学ぶというのは、幼児に対して家庭での学習、学校教育、企業研修、自己啓発や生涯学習など様々である。 話を具体的にするために、ここでは企業研修、さらにIT企業へ入社するプログラミング研修にスコープ設定しようと思う。本業の宣伝や

          ベンチャーは最適解を探す!そして最初にやる!の繰り返し_その3

          ベンチャーは最適解を探す!そして最初にやる!の繰り返し_その2

          第一四半期の終わりに自分がこの3ヶ月間で、3つの最適解探しをしてきたと、1つ目はチームマネジメントの最適解探しであったと前の投稿で記載した。 本稿は2つ目の最適解探しについて記載する。 2,顧客の人材育成に関する最適解探し所謂「研修業界」に10年程度身を身をおいているが、研修企画とは常々、抽象度が高い議論が多く、仮定の上に仮定を重ねるなんともふわふわした作業だと感じている。 人の技能を高めたり、考え方に影響を及ぼすということを考えたときに、その人の研修前後の状態の言語化

          ベンチャーは最適解を探す!そして最初にやる!の繰り返し_その2

          ベンチャーは最適解を探す!そして最初にやる!の繰り返し_その1

          3月末で勤務先の第一四半期が終わるので、この3ヶ月やって来たことを振り返る。一言でまとめると3つの最適解探しをしてきた3ヶ月であった。 1、チームマネジメントにおける最適解営業チームのマネジメントを担当している。 自社は完全裁量労働である、つまりオフィスに来ようが来まいが、いつ、どこで仕事をしようが自由である。結果さえ出していれば。 営業チームの結果とは、つまり売上であり利益である、また自社はスタートアップを標榜しているので、マーケットの伸び以上の成長を目指している。

          ベンチャーは最適解を探す!そして最初にやる!の繰り返し_その1

          V字回復の経営から考えるベンチャー企業におけるマネジャーとして大切な5つの視点

          三枝匡著の『V字回復の経営』を再読する機会に恵まれたので、現在の自分の仕事とを関連させて書評をまとめてた。 本稿の筆者である私は、30名規模の教育ベンチャーで1つの事業の責任負う立場(*)である。事業の戦略の再考を行うタイミングで、頭をモヤモヤさせていた折に、たまたま本書を再読する機会に恵まれた。 10年以上前に読んだものだが、状況が変われば再読の発見は大きいものであった。以降は、本書を通して気づいた自身の"マネジメントの不足"を明らかにし、事業を預かる立場として重要なマ

          V字回復の経営から考えるベンチャー企業におけるマネジャーとして大切な5つの視点

          V字回復の経営を読んで自社の成長戦略を考える(2)

          第2章「組織の中で何が起きているのか」は黒岩が太陽産業に着任し、経営会議をはじめとした社内会議、顧客や現場のヒアリングを行い実情を把握する場面。不振事業の症状50は37つあり、本章で50個が完結する。 この章で語られるものは、戦略論であり、組織論であり(Structure follows Strategy、表裏一体ではあるが。)、開発〜生産〜営業に至る各バリューチェーンのあるべき論である。 読み直しであるが特に本章の中でもコアな章なのではないかと感じている。 事業の戦略不

          V字回復の経営を読んで自社の成長戦略を考える(2)