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軸を持つ。


「十人十色」という言葉を聞いたことはありますか。

辞書的な意味を引用すると、

「考え・好み・性質などが人によってそれぞれ違う」

という意味です。

私たちは、社会という枠組みで生活しているので、

常に他者と関わりながら生活をしています。

その中で、

好みの違う人や自分とは異なる考えに出会うことは、

決して珍しいことではありません。

誰でもこの「他者との違い」を

感じたことがあるでしょう。

現代は、急速なインターネットの発達により、

私たちの周りはあらゆる情報が溢れています。

そして、私たちはいつでもいい情報も悪い情報にも

アクセスすることができます。

正しい情報と誤った情報の区別ができ、

情報を編集していく力がこれから重要だと感じます。

少し話がそれましたが、

本題の「軸を持つ」について

触れていきたいと思います。

「軸を持つ」。つまり自分の価値観や

判断基準を大事にするということです。


ここでひとつエピソードを紹介します。

先日の授業のことです。

この授業はグループワークが多く、

一つのテーマに関して

5人前後でディスカッションを行います。

この日のテーマは、

「電車の中であなたが気に入らない行為」を

個人ワークで順位をつけ、

グループで共有しグループの結論を出す

という授業でした。

優先席のマナーや携帯電話の使用などに関して

5項目に分かれていました。

グループで共有し、結論を出す時間は

15分と設定されました。

それぞれが持っている判断基準が違うので、

みんな違う順位づけになりました。

この正解のないテーマに関して、

多数決や1人のゴリ押しではなく、

みんなが合意した結論を出さなければいけません。

このワークを通して私が感じたことは、

タイトル通り

「軸を持つ」

大切さです。

人それぞれに判断基準があって、

それぞれ異なります。

そこで、

他人の判断基準にすぐ納得や共感してしまうのは、

自分の中に尺度や軸がないからではないかと

感じます。

自分に自信がないから、他者に同調してしまう。

これでは「私」の存在はうもれてしまいます。

もちろん他者の意見を受け入れることも大事です。

少数の意見や反対の意見には、

自分の思考の幅を広げてくれる可能性があります。

しかし、ここで大事なのは、

価値観や判断基準を大事にすることを

前提条件として、他者の意見を受け入れる

ということです。

急速に発達しているこの情報化社会においても

自分の中の軸となる

価値観や判断基準というものを大切にして、

他者とのコミュニケーションや

情報収集していくことが

大事ではないかと感じています。


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#価値観
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#note

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