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予期せぬ空港閉鎖と味噌カツ定食 2020/04/28

前回の更新から1ヵ月以上が経ってしまいました。

私は今、日本にいます。

千葉県のホテルで自主隔離生活を送っており、隔離生活も残り1週間弱となりました。

コロナウイルスの影響でこれまでの状況が一変し、ケニアでも予定していた航空機に何度も乗れないということやその他諸々のトラブルもあり、ストレスを感じたり、気が張り詰めていたためか帰国後は寝ても寝ても眠たい毎日で、やらないといけないことがありつつも無気力状態な日々が続いていました。

そんな中、2月にケニアのイテンでお世話になったプロランナーの須河宏紀さんから先日連絡をもらい、また同じ大学に通う親友とも電話で話をしたりして、今の状況を受け入れ、次に向けてできることをやっていこうという気持ちになりました。


前回の投稿では空港が閉鎖されるため緊急に帰国するという内容を書きましたが、それから実際に帰国することができた4月19日まで何があったのか時系列に沿って書いていきたいと思います。

まず、コロナウイルスの影響でケニアのジョモ・ケニヤッタ国際空港が3月25日の23時59分に閉鎖するとケニア政府から発表があり、そのため緊急に3月25日の18時の便で日本に帰国することになりました。

しかし、そこで最初のトラブルが発生します。
空港のチェックインカウンターでチケットを発券することができないと言われました。

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理由は経由地のタイで乗り換える際にコロナウイルスに感染していないという証明書が必要で、その証明書が不十分という理由でした。

タイではその時、コロナウイルスの感染者が増加していることからタイを経由する際に空港で感染していないことを証明する書類と海外傷害保険に加入している必要がありました。

それを事前にケニア滞在をアテンドして下さっている柳田主税さんから聞いていたため必要書類を事前に準備していました。

それにも関わらず、チェックインカウンターでは感染していないという書類が不十分だからチケットを発券することができないと一点張り。

他にも書類が不十分という理由でチケットを発券できずにいる人が大勢いました。

一緒に日本に帰国するケニア人留学生が航空会社側と交渉したり、また自分達はケニアにある日本大使館や日本にいた柳田さんに相談をしたりして何とかチケットを発券できないか粘り強く航空会社側と交渉しました。

その時に1番疑問に感じ、航空会社側に訴えかけていたのが、他国にいる日本人でタイを経由する人が同じ書類を揃えているにも関わらずチケットを発券でき帰国できているという事実でした。

私達も同じ書類を揃えられているはずなのにチケットは発券できないと言われ、明らかにそれはおかしいじゃないか、と何度も訴えました。

空港で交渉を続けること約6時間。

チケットは発券できず、予定していた航空機は出発してしまいました。

一緒に帰国する予定だった駅伝部員やケニア人留学生などみんなが落胆しました。

今回のような状況でなければケニアはいい国だなと感じるのですが、さすがにこれからコロナウイルスの感染者が増え、治安が悪化しそうな場所に居続け、いつ空港が開くか分からない状況で帰れないというのはキツいものがありました。


帰れなくなり失望感が漂っている中、駅伝部監督の徳本さんの提案で日本食レストランで日本食をテイクアウトして帰ろうということになり、味噌カツ定食を注文し、滞在していたアパートに再度戻ることになりました。

その時食べた味噌カツ定食がとにかく美味しかったです。
ケニア料理は好きですが、そろそろ日本食が恋しくなっていた時期で日本に帰って日本食が食べられると思っていたので余計に美味しく感じました。

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(ナイロビにあるJinya Shokudouという日本食レストラン。ケニア人の方が経営しています。これは別日に行った時に食べたKaraage Teishokuです。)


ここから私が帰国した4月19日までの間、次から次へとトラブルが起きます。

次回は「警察署に連行とナイロビに夜逃げ」
について書いていきたいと思います。

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