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先週6枚描いた日に制作した抽象画の1枚を載せます。
ここのところ抽象画からデザインを先に作って、記事にするまでに何日か寝かせることが増えてきました。
■ 今日の1枚
![](https://assets.st-note.com/img/1664282019504-6ZxVVzpa8p.png?width=800)
鶴はいないけど鶴がいそうな画面にできたのでタイトルは天鶴(てんかく)にしました。オリエンタルな感じが気に入っています。
制作時間は10分ほど。Procreateで描いたあとにPhotoshopでトーンカーブ、カラーバランスの調整を細かくかけました。Procreateを使うとなんとなく色味がくすんでしまうので、いいものを作ろうと思ったらPhotoshopでの調整必須かも(自分の場合)。
noteに貼ってもカラープロファイルによっては意図せずくすんでしまうので、相変わらずPhotoshopで開いてpngに書き出し直さないと気が済まないです。
■ CDジャケットにしてみた
![](https://assets.st-note.com/img/1664281922316-VXbIN0JYR5.png?width=800)
タイトルを入れるのが野暮だなと思ったので、名前だけ入れてアルバムジャケットにしてみました。妖怪シリーズの作品集のジャケットとしてとても良いかもしれません。
でもどちらかというと中国や韓国の楽器などを使った音楽にしてみたい気もします。抽象画だけで音楽がイメージできるのいまだに不思議。何か自分の中の経験と結びつくものがあるのでしょう。
■ 文庫本の表紙にしてみた
![](https://assets.st-note.com/img/1664282033042-zl3sOCa6b6.png?width=800)
天鶴(てんかく)という名前の浮世絵師のお話だといいなと思いました。天鶴だけだとあまりにオリエンタルが過ぎたので、ひらがなを入れて日本の文学であることを強調してみました。
■ 昨日作った曲
DTMのリハビリを兼ねて、聖騎士シリーズの曲を作ってみました。麦畑をイメージした曲です。今月描いた「始祖の檻」という木炭画にリンクするものがある気がします。
作曲の感覚が戻らなくて、弦楽器の音色を選べずに2本重ねたりその上にさらにハープを重ねたりして、聴き味のあっさり感の割に重なり合う音がカオスな楽曲になりました。最後に少しだけ架空言語を入れたけどもう少し手前から入れてもよかったかも。
ここのところ抽象画ばかり描いていたおかげか、音同士の重なりを色の混ざり具合や強弱のようにとらえられるようになっていて、MIXやマスタリングの方向性が掴みやすくなっていました。
今回のテーマは「アニメ(映画)の劇伴っぽい調整」でした。セリフなしのBGMとして情景描写の画面で使われる場合も、上にセリフが乗る場合も、基本的に音はあまり粒立ちさせず背景の情報として脳が処理できるようにしたかったんです。
具体的にはメインメロディの笛やイングリッシュホルン、ボーカルが手前のレイヤーに飛び出てこないようにコンプで押さえ込んだり、メイン楽器の入るスペースを確保するためにセンターに位置する弦楽器のミドル成分をMS処理用のプラグインで下げたりしました。
EQはいつもに比べたらざっくり。中低域を削るのはもちろん、高域の耳に痛い音(笛の吹きはじめの刺さるようなアタック感とか)なんかもちょっとだけ手を入れて背景レイヤーから手前に飛び出してこないように調整しました。
こういうペタッとさせる系の調整はやりすぎるとコピー用紙に印刷した絵みたいなチープさになるのと、ライブ会場やインスタレーションなど臨場感が大事になってくる音楽では絶対にしない方向性のものなので、アニメの劇伴というシーン設定が上手く噛み合ってよかったです。
楽曲が使用されるシーン設定についての配慮は、抽象画の制作そのものというよりはグラフィックデザインの感覚に近いかも。noteに制作の意図を書いておくのも成長のためには凄く有意義なことかもしれないです。
自分の自然な感覚と、自分の持っている手札や理屈を結びつける作業はいくらやってもやり足りないなと感じます。意識して会得していくのも難しいことなので、日々無理のない範囲で自分にあった方法でゆっくり進めていけたら良いなと思います。
■ おわりに
珍しく音楽について長々と語ってしまいました。これまでわかるように伝えなきゃと思うと上手く書けなかったのですが、結局は自分のために書いているので……魔術書でも眺める気分で見てもらえると嬉しいです。
自分の中にしか存在しない回路や理屈やイメージを使って生きてしまうこともあるでしょう。私は常にそうです。自分にしか見えていないものを形にし続けたいです。
月末なのでここからはまとめ記事ラッシュになりそうです。大変だー!
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回!
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