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水面に映る

ここ最近は描き上がった絵を見ながら自分の中にあるイメージを掘り出していく作業が楽しいです。

昨日は人との関わりが印象的な一日でした。人には心と体があって、心だけで何とかできることや体だけで何とかできることは意外と少ないのだと感じました。

そのうえ人生には時間という縛りがあって、何かを行うのに適切なタイミングというものが確かに存在するように思います。

昨日は思いがけず自分にそのタイミングが回ってきたような気がして、noteの更新をお休みすることにしました。

■ 今日の1枚

水面に映る 2022.8.1

先日久々に会った友人に最近の抽象画の作り方を見せたくて、その場で実演して描いたものです。楽しい気持ちが出たのかいつもより思い切った動きのある画面になりました。

どことなく水面に映った空と木々の絵のようにも見えてきたので、タイトルは先ほど決め直しました。右下の空の青さが綺麗だなあと思います。

制作時間は4分。思いがけず至る所に補色によるコントラストが入ってくれて好みの画面になりました。

それらは自分では絶対に選ばないであろう色の組み合わせですが、色の値バーをランダムタップすることで色を選んでいるのでこうした偶然にいつも助けられています。あと様々なレイヤーモードを選ぶのも楽しい。

■ 文庫本の表紙にしてみた

『ある空想画家の手記』

これも前回の『食後にはミルクティーを』のデザインデータを流用して、友人に作り方を見てもらいながらパパッと作ったものです。

文庫本のタイトルもデザインする際に直感でつけたのですが、そういう作風の画家の絵を背景にした本のように見えてとても気に入っています。

普段クリエイティブに関わる人間がパパッとなんていう言葉を使うと、一般の方にその技術や感性の価値が安く見積もられてしまうのではという思いから避けている言い回しなのですが、文庫本の装丁デザインだけは気に入ったフォーマットがあれば本当にパパッとできてしまうので自分でも驚いています。

私は音楽ではなかなかそういうことができないのですが、多作の方はもしかしたら自分のお気に入りのフォーマットの変形でたくさんの楽曲を生み出しているのかもしれないですね。

私は重ね重ね「前に作ったものと2割違えばいいと思ってる」と話しているのですが、最終的なクオリティに到達するまでに0.2%くらいの差しか出ない部分を延々詰めていく作業を繰り返すことを考えたら、2割というのはかなり大きな違いだと思います。

今回あらすじの帯は作りませんでしたが、画家の手記という形の心理ミステリだといいなと思いました。画家の頭の中を覗ける本があったらめちゃくちゃ読んでみたいと思ったからです。

地の文で独特な夢日記とかつけてても面白いな。夢はオチもなければ解決もしないから、本当にその人の意識の根元を覗き見れそうな感じがして興味があります。

私も最近は画家のような日々を過ごしているから、いつかこの表紙の中身となる小説を書けたらいいなと思っています。

■ 今日の1曲(共作)

そして、昨日は共作の楽曲が公開されました。

先日上げた抽象画ジャケットの一枚に、ギタリスト・トラックメイカーのvuefloorさんが曲をつけてくださったもの。とても素敵な曲だったので短い歌詞をつけて歌わせていただきました。

昨日のお昼過ぎにvuefloorさんから楽曲を受け取り、1時間弱で歌を入れてお送りして、夕方にはMIXが出来上がっているという……お互いに早すぎる。

フジロックのyoutube配信を観た影響でライブで演奏されている情景が思い浮かんだのですよね。言葉少なな日本語シューゲイザー、好き。

こんなのライブのラストに演奏されたら泣いてしまう〜〜〜。ノイズが雨が降っている音に聴こえるのすごすぎる。好き……。

自分の声は昔からエレキギターみたいな声だなと思っていて、vueさんのギターと絶妙に波長が合う感じがしています。

前回の共作曲「Ciente」についての記事も関連記事のところに貼っておきます。

vuefloorさん、今回も素敵な楽曲をありがとうございました!

■ おわりに

いつもいつも話したいことが多すぎて関連記事の項目が足りないなあと思っています。

昨日は「のーない中学校」の次回作の寸劇データを作り、動画の編集を始めました。動画の進捗は30%ほど。今回も小西坂くんが可愛いのでお楽しみに!

夏バテらしきものがきて、久しぶりに買い置きの葛根湯ドリンクをあおるなどしました。体と神経を酷使して倒れないようにしないと。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回!

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