慧眼の園 【歌詞】

欲もきりなき人世の狭間に
夜ごと現る　慧眼の園

おまえの瞼の裏に潜む妖は
幾重にも重なった
最果ての幻を見せる

慧眼の娘は手招き誘った
まことを見たくば通りゃんせ
鬼の棲処

波のまにまに浮かんだ小舟は
下限の月と映し鏡

おまえの瞼の裏に潜む過ちは
幾重にも重なった骸の誘う声

慧眼の娘は幾度と囁く
すべてを見たくば通りゃんせ

慧眼の娘は手招き誘った
まことを見たくば通りゃんせ
宵は深く

夜ごと現る　慧眼の園

◎ 未収録

妖怪シリーズ第4弾。2019年12月に開催されたボディペイント企画《間の宵 -ハザマノヨイ-》に合わせて書き下ろしました。箏を爪弾くようなギターのアレンジが気に入っています。タイトルは「えげんのその」と読みます。

慧眼の園 / Garden of Insight
作詞・作曲・うた：コニシユカ
Song by Yuka Konishi

（制作：2019年12月頃）