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「話し上手」と「聞き上手」


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話し上手と聞き上手、あなたはどちらになりたいですか?そして最初に身に付けるべき力はどちらだと思いますか?



ほんとは話す力を身に付ける本と、聞く力を身に付ける本と、どちらも読んで考察するつもりだったのに私、「聞く力」じゃなくて「書く力」の本買ってたから。てへ。

でも調べました。ちゃんと。ね。

ちなみに参考にした本はこれ。

日系BP社から2017年に発行された
「なぜか好かれる人の話し方 (日経WOMAN別冊)」

安かったけど、池上彰さんやDAIGOさんなど日本人が認める「話し上手」の方の話も読めるので満足感は◎




さて、話を本題へ。

話し上手


先日、私は自身のインスタグラムで数少ないお友達にこんな質問をした。


あなたが欲しいのは「スピーチ力(話し上手)」ですか?「傾聴力(聞き上手)」ですか?

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結果はこれ。ほぼ半分。


でもね、面白いことはこの図には表れていないんだけど。

私の友達の大学生は、半数以上が「話し上手」と答えて、
社会人の半数以上は「聞き上手」と答えた。


先ほど紹介した本を読んでいると、少しずつそうなるのが必然であるということが不思議とわかってしまうのだ。


この本にはその名の通り「話し上手」になる方法が書かれていた。はずだった。


この本に書かれていた「話し上手」になる方法はこの通りである。


雑談力
・相手から何を聞きたいかをあらかじめ決め、目的意識をもって会話する
・オープンクエスチョンを使う(5w1h、はい・いいえで答えられない質問)
・相手が話すときにうなずきをつくる
(うなづきは息継ぎのタイミングで、バリエーションを加えて)
・先に自分のことを話す(相手に模範を与える)
・前回の会話の内容、相手の個人情報を交えて
・7:3で相手に多く話させる
伝える力
・30秒に要点をまとめる(長くても3分)
・ホールパート式(箇条書きの構成)で話す
・結論を先に伝える
・ネガティブワード→ポジティブワードの順で文を構成する
・具体例の後に一般論を述べる
・場面ごとに速度とトーンを使い分ける

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この表、分かりにくいんだけど上が高い声で下が低い声、右が早口で左がゆっくり口調。使い分けると話に説得力や相手を安心させることができる。




お気づきだろうか。


私はどういうわけか気づいてしまった。

「話し上手」になるためにはまず、「聞き上手」にならなければいけない。


私が気づいてしまったこの事実は、私が察しがいいからでも理解力に著しいわけではない。大変残念であるが。


無論、この本の結末は、

「相手の話を聞ける人ほど『話し上手』」なのである。



聞き上手

ここで「聞き上手」でなければ「話し上手」にはなれない、という事実が発覚してしまった。


数学の証明をしているときのように頭がこんがらがってしまうのは、今聞いている音楽がうるさいからか、その音楽を寝不足の頭で聞いているからなのか、そのどちらもであることを私はすでに知っている。


「聞き上手」な人は「話し上手」になれるのか。

「話し上手」になれば「聞き上手」であるともいえるのか。

「話し上手」⊂「聞き上手」
「話し上手」⊃「聞き上手」
「話し上手」∩「聞き上手」


こんな記号がいまだに出てくるのは幸か不幸か、私は高校時代随分と数学という学問にうなされたものである。


しかし結局私は最初の思想に戻ってみたりする。



「聞き上手」はより高貴なものである。と、信じて疑わないのだ。


本や経験からくる知識を思う存分ひけらかしてみたのはいいものの、しかし、やはり、「聞き上手」とは選ばれしものがなれる、特権であり、その中で私たちはさも「話し上手」であるかのように転がれ、満足する。まるで日常の私のようだ。



結局のところ、構図はこうなのだ。


「聞き上手」の上にしか「話し上手」は成立しえない。と。




書き上手



ここまで調べて、知ったかぶりのようにつらつらと文章を並べてしまったけれど。


正直話し方は意識したいときにすればいいと、思ってしまった。


話し上手になるのも、聞き上手になるのも、努力は不可欠である。


しかし話し方、聞き方を矯正されるのは、正直、きつい。






ちなみに、私の当初の計画はこうだ。

「話す力」と「聞く力」の2つにフォーカスした二冊を読み、比較しながら論じていく。


家の本棚にあった本のタイトルは「超一流の書く習慣」。

失敗した。

こんなことなら紙袋からブックカバーを作るなんて中途半端な女子力を発揮しなければよかった。


思い出した。


そういえば書き上手になりたくて大学の購買でこの本を買ったんだった。


そんなこんなで結局はただ私の思想を並べただけの文章になってしまった。


ちなみに、「超一流の書く習慣」はまだ、一文字も読んでなどいない。

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