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米国で糖尿病患者向けの事業を立ち上げ (1/3)

Teatis Inc.は糖尿病患者向けにSnackをお届けします
Teatisのミッションは”Help medically compromised consumers eat better”です。
糖尿病に苦しんでいる方向けに、パーソナライズされた食を提供し、糖尿病患者がいない世界を目指します。

現在の事業内容はサブスクリプションのSnack Boxで、糖尿病患者さんの健康状態にマッチした商品を、一人ひとりにパーソナライズしてお届けします。中にはクッキー、チップス、ドーナツなどのスナックが入っていて、それぞれの商品はDietitian(栄養士)のレビュー及び事前のクイズに沿って、血糖値をコントロールしやすい工夫がされています。

お客様にインタビューすると、Snackを週に5日以上、1日3回以上食べる方が多くいます。また、アメリカ人の人口の1/6は snackから一日のカロリーの41%を摂取という衝撃データもあるので。。少しでもうちの選ぶスナック商品に代替することで、健康な食生活に近づければと考えてます。

平均的なアメリカ人は1日のカロリーの24%をお菓子から摂取する。
また6人に1人は41%以上のカロリーをお菓子から摂取する。

「えっお菓子のキュレーションビジネス?」
「儲かるの?イノベーティブなの?」

TAMは果てしなくデカく、Painは深い
2022年時点で米国における糖尿病者数(予備軍含む)は1億2千万人、また米国の人口の約半分が2030年までに糖尿病のリスクに晒されているというデータもあります。

米国における糖尿病者数(予備軍含む)は1億2千万人

デジタルヘルスの台頭によって栄養管理士との距離が近くなったのは良いものの、結局はレシピ提供と口頭アドバイスのみに留まってます。

E-Commerce、UberEats、Instacartによって買い物が手軽になればなるほど、患者にとっては、日々の食事の選択が難しくなるという事象を、我々は課題と捉えています。※直近でInstacart Healthというサービスがローンチしていて、今後Teatisがやりたいことが見え隠れしますね ;)

更に最近はShopifyなどで手軽にECを開始できるので、健康系D2Cによる食品SKUは増加を辿る一方です。

また、お客様の声で多いのは「チョコレートを食べたいけど罪悪感があるし血糖値が心配」「Amazonではヘルシーを謳うお菓子が沢山あるが、実際食べたら血糖値がスパイクした」、「栄養ラベルは読んでもよく分からず、自分に合ってるか分からない」という声を聞きます。

Teatisは各商品、および栄養情報を整理し、Dietitian, Nutritionist(栄養士)が精査、(将来的には商品栄養及び健康データからの血糖値スパイク予測)をすることで、糖尿病2型のお客さまからサービスに高い付加価値を感じてもらってます。

今はSnack Curationの事業ですが、今後は栄養管理士によるオンラインコンサル、CGM(持続グルコースモニタリング)デバイスとの連携、他疾患及びWeight Lossへの展開、GIデータを活用したB向けビジネス、Medicaid(低所得者向けの医療保険制度)適用など、食 x デジタルヘルスの領域で幅広く展開していきますので、乞うご期待ください!

向こう6ヶ月、まずはリアルにモノをお客様に届ける事業です。Co-FounderであるTakさんはAdTech、PM、経営者としてのバックグランドを活かして全方位+Tech側を、私はNestle、Financeでの経験を活かしてリアル側(PM、ブランドパートナー開拓、商品購買、梱包・配送、カスタマーサポート等)を主に担当する予定です。

ローンチ前のテストフェーズ。自宅から郵便局まで車でBoxを運んでました

続く。。

お願い:日本で美味しいお菓子を作ってる方で米国で売ってみたい方がいたら、こちらまで。

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