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越境キャリアカフェバー

ちょっとしたきっかけがあり、夏ごろから「越境キャリアカフェバー」というコミュニティの副店長として関わらせて貰ってます。これは、会社の垣根を越えて集まり、働く上でのモヤモヤや自分のキャリアについて語ってみよう!という取り組みです。最初は、カフェの様に集まって「キャリア」について話せる場があると良いな、という軽い思いでした。ところが、始めてみたら、これが予想以上に素晴らしい場だったのです。本日はそんな「越境キャリアカフェバー」について書いてみたいと思います。

1.越境で開催する意味

もちろん、ある程度の規模の企業であれば、社内にも研修やコミュニティは存在します。私が所属する企業にも、階層別の研修、豊富なe-ラーニング、手挙げ式のマーケティングやマネジメント研修など、様々なメニューが揃っています。最近では、社内のコミュニケーションツールであるTeams上にコミュニティが数多く立ち上がり、それぞれが活発に動いているようです。こんなに豊富な研修とコミュニティがあって、本当にありがたい環境に居るなぁ、と書いていて改めて感じました。ただ、それでも「越境」での場が必要と感じるのは、「キャリアについて本音を語る場」ではないかと思うのです。もちろん、友達同士、年が近い先輩後輩と、日々の働き方について話す機会はあるでしょう。ただ、コロナ禍となった今では、ちょっとしたこんな話ができる機会は、かなり減っているのではないかと思うのです。そして、もう少し突っ込んだ「昇進昇格について」や「異動したい気持ちについて」「キャリアパス」など、センシティブな話題については、社内に話が出来る人は居るでしょうか。居るとしても、ごくごく仲が良い信頼できる数人に限られるのではないでしょうか。自分のキャリアについて真剣に考えることは非常に大事なことですが、誰にでも「気軽に話せる」わけでは無いですよね。つまり、社外に目を向けなければ、自分のキャリアについて話す相手はごく少数に限られており、それも相手が友達であれば、業界や考え方、価値観、学歴が似ている人になってしまいがち、判断基準が偏ってしまうリスクがあるのです。

2.越境って面白い

であれば!社外の人と話してみるのが近道です。我々が開催する「越境キャリアカフェバー」のサブテーマは「隣の芝は青い?」です。自分が置かれている環境について、人間関係は恵まれているのか?自分は成長できているのか?会社が用意してくれる福利厚生等も、他社と比較して初めて良い悪いが判断できるのではないでしょうか。典型的な日本企業に居る人は外資系企業のスピード感に魅力を感じたり、外資系企業に居る人は大企業の安定感や制度が良いと思ったりするものです。反面、誰しも悩みもあるはず。周囲を知らずして必要以上に悩んだり、落ち込んだりする必要はないはずです。越境キャリアカフェバーでは、数社から30名程度が集まり、働く上でモヤモヤしていることや、行動に移したいことを話します。それをお互いに受け止め、違う立場から見たらどう思うのか、時にはアドバイスし合う貴重な場になっています。

3.これからの展開

現在の「越境キャリアカフェバー」は若手を対象とし、20-30代の方に集まってもらい、Zoomで開催しております。今後は、「女性の会」「ミドルの会」など対象を広げていき、様々な層に存在するキャリアへの悩み、思いが少しでもポジティブなものに変換されるよう、続けていけたらと考えています。そして、現在はZoom開催ですが、状況が許す時期になればリアル開催を行い、人の熱量がぶつかり合う場にできたら良いな、と思うのでした。大きな可能性を秘めたコミュニティとして、これからも発展させていきたいと思います。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!

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