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1997年来の熱烈Ligabue推し。 もともとイタリア🇮🇹沼の住人ながら、近年はライブ…

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1997年来の熱烈Ligabue推し。 もともとイタリア🇮🇹沼の住人ながら、近年はライブ参戦だけを目的に度々渡伊。 遠く離れた日本からの推し活備忘録です。

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Ligabueって誰? Chi è Ligabue?

まずは、順当に推しのご紹介から。 Luciano Ligabue(ルチャーノ・リガブエ) ステージネームはLigabueとのみ表記し、ファンからはLiga、あるいは定冠詞を付けて Il Liga、capo(イタリア語で「ボス」の意)と呼ばれる。ただし、熱烈な女子のファンはLucianoあるいはLuciàと親しげに(馴れ馴れしく)呼ぶことを好むようだ。 1960年3月13日、北イタリアのエミリア・ロマーニャEmilia Romagna州レッジョエミリアReggio Emilia

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      Sogni di rock'n'roll (1990)

      タイトルは「ロックンロールを夢見て」 デビューに先立ち、同郷のシンガーソングライター、Pierangelo Bertoli ピエランジェロ・ベルトーリに見いだされて、彼のアルバム"Tra me e me"(1988)に収録された。 Lucianoが生まれて初めて作った歌。 アマチュア時代の音楽への夢と渇望が描かれている。 それだけに思い入れが深く、ライブではLucianoがひとり弾き語ることが多いが、Lucianoが伴奏するアコースティックギターで、La Bandaのメンバーが交代で歌うヴァージョン(1999年の初アレーナ・ディ・ヴェローナ公演)がなかでもお気に入り。 なお、"In pieno rock'n'roll"(ロックンロールに満たされて/2002), "Con la scusa del rock'n'roll"(ロックンロールを言い訳にして/2013)の2曲とともに、ロックンロール3部作と呼ばれている。

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        Made in Italy (2016)

        2016年発売のコンセプトアルバム"Made in Italy"のアルバムタイトル曲。 2018年公開された、みずから脚本・監督を手掛けた映画作品のタイトルでもある。 歌に合わせて、模型の列車で遊園地ふうのイタリア各地をめぐる楽しいビデオ。 止まらない、変わらない、定刻どおりに運行したことがない電車はイタリアという国そのもの? 車内に掲示されているポスターでもさりげなく風刺している。 そんなMade in Italyの人生がここにある、それでもすべてが太陽のように美しい、と歌う。 最後に登場するLuciano人形がぜんぜん似ていないのはご愛敬。

        • 【デビュー30年の軌跡】È andata così Trent'anni come si deve

          360枚の写真とLuciano本人が明かす背景や逸話とともに、生い立ち、デビュー前夜から、1990年~2020年の全キャリアを記録した、ハードカバー、360ページ、重さ2㎏のオールカラー大型豪華本。 本書の制作中にコロナ禍によるロックダウンが始まり、編者のMassimo Cottoとリモートでの作業になったという。 全ディスコグラフィのクレジットおよびライブツアーの詳細な日程は、このnote執筆の資料として、おおいに役立っている。 また、翌2021年には、ステファノ・アッコル

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          LIVE DVD 番外② LIGABUE ROCK IN NAPOLI

          公式ファンクラブbarMario会員特典のミニDVD。2012年7月20日、ナポリのプレビシートPlebiscito広場で行われたコンサートから8曲を収録。 当時の最新曲"Sotto bombardamento"をはじめ、"A.A.A. Qualcuno cercasi" "Freddo cane in questa palude" "Angelo della nebbia"など、あまりライブで演奏されないレアな楽曲が収められている。 旧市街の中心、王宮前に広がるナポリ最大の

          LIVE DVD 番外② LIGABUE ROCK IN NAPOLI

          ディスコグラフィ㉕ DEDICATO A NOI

          実質4年ぶり、13作目の新作アルバム。前作のお蔵出しミニアルバム“7”に続き、ファブリツィオ・バルバッチFabrizio Barbacciを制作に迎えた。バルバッチが参画するアルバムには、なんていうかこう、やはり安定感がある。彼とLigabueが共同制作していた2000年前後にハマったわたしにとっては、このサウンドがLigabue!だからかもしれない。 ”Dedicato a noi”(われわれに捧ぐ)というアルバムタイトルについてLucianoは、「パンデミック、戦争、地球

          ディスコグラフィ㉕ DEDICATO A NOI

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          Balliamo sul mondo (1990)

          実質的なデビュー曲。 タイトルは「世界で踊ろう」 もともとは"Eroi di latta"(ブリキのヒーロー)というタイトルで歌詞の内容もより「挑発的」だったらしいが、デビューに際して改変したという。 印象的なギターのリフが響きわたる瞬間から盛り上がる、ライブ定番曲。 観客は文字どおり踊りまくる! それにしても、デビュー当時のLuciano、初々しくもエネルギッシュで汗臭い!(笑) ギターの間奏は、やっぱりオリジナルのMAXのコレがいいなぁ。

          Balliamo sul mondo (1990)

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          LIVE参戦記⑨2023/7/14 @Stadio Olimpico di Roma

          Stadio Olimpico di Roma ローマ・オリンピックスタジアム公演 2023/7/14 4年ぶりのライブ遠征! パンデミックのあいだに、アリタリア航空は2度目の経営破綻を経てその名前が消え、後継のITAエアウェイズは日本からの直行便の便数を大幅に減らしていた。 しかも原油価格の高騰と円安という悪条件下、航空券はいまだかつてないほどの高額! 2020年9月から2021年6月、さらに2022年6月に延期されたデビュー30周年記念ライブ参戦を泣く泣くあきらめ(ス

          LIVE参戦記⑨2023/7/14 @Stadio Olimpico di Roma

          LIVE DVD 番外①Liga Live Cofanetto DVD

          “Liga Live”は、2012年にedicola(新聞・雑誌売店)限定で販売された、いわば「週刊Ligabue」的な企画。13週にわたって、過去に発売されたライブDVD8枚と、お蔵出しDVD4作、およびビデオクリップ集が販売された。 なお、同じ趣旨のCD+DVDの企画が2014年にも行われたが、この企画にはお蔵出しは登場しなかった。 01.Stadio Olimpico 2008 2008年7月18日、ローマ・オリンピックスタジアムにて行われたライブ。当初は映画館で公

          LIVE DVD 番外①Liga Live Cofanetto DVD

          Ligabue監督映画③MADE IN ITALY

          実に16年ぶり、3作目の映画監督作品。 2016年に発表した初のコンセプトアルバム"Made in Italy"を元に映画化。 グローバリズムの波にさらされるイタリアの地方都市を舞台に、仕事、生活、家族関係のすべてに変化が訪れる主人公Rikoの「中年クライシス」を通じて、祖国イタリアへの複雑な想いを描く。 監督デビュー作の"Radiofreccia"に続き、ステファノ・アッコルシ Stefano Accorsiが主演を務める。 自身のセカンドネーム(Riccardo)を名づけ

          Ligabue監督映画③MADE IN ITALY

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          Il meglio deve ancora venire (2010)

          タイトルは「最高潮はまだこれからだ!」 Ligabueの歌には、暗い悲観的なものが少ない。 かといって、甘すぎる理想も明るいだけの楽観主義もない。 きびしい現実は現実として受け止め、それを踏まえたうえであくまでも前向きなのである。 この、シビアでリアリスティックなところが大好きなのだ。 これは、Ligabueの歌のなかでも、個人的に元気になる歌ナンバーワン。 とても辛い時期に、この歌でどれほど励まされたか!

          Il meglio deve ancora venire (2010)

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          Ligabue監督映画②DA ZERO A DIECI

          第2作目の監督作品。日本では未公開。 タイトルの「ゼロから10まで」は、自身に対する、また自分の人生に対する自己評価点を意味する。 映画監督デビュー作の"Radiofreccia"が青春グラフィティであるならば、本作はイタリア屈指のリゾート地リミニを舞台に「青春の終わり」をほろ苦く描く。 当時のバックバンド La Bandaが、ミュージシャンになりたかったジョヴェに仲間たちが誕生日プレゼントとして贈るステージのバックミュージシャンとして登場、Fedeだけセリフがある。 7作目

          Ligabue監督映画②DA ZERO A DIECI

          LIVE DVD⑩ 30 anni in un giorno -Campovolo 2022

          世界的パンデミックの影響で、2020年9月から2021年6月、さらに2022年6月へ延期された、デビュー30周年記念ライブ "30 anni in un giorno"(30年を1日で)を記録した、ドキュメンタリー映像。 2023年3月に3日間だけ映画館で特別上映され、7月に雑誌の付録としてedicola(新聞・雑誌売店)で販売、ほどなく一般発売された。 パンデミックの余韻が残るなかでの開催だったため、チケットを確保していたにもかかわらず(しかも、ステージ直下のプラチナチケッ

          LIVE DVD⑩ 30 anni in un giorno -Campovolo 2022

          ディスコグラフィ㉔ 77+7(settantasette singoli+sette)

          1990年から2020年までの30年間にシングルとしてリリースした77曲をリマスタリング・収録したCD7枚に、お蔵出しアルバム”7”を加えた8枚組CDボックス。 前述したように、"7"はLucianoのラッキーナンバーだが、デビューから30年間に出したシングルが77曲というのは偶然らしい。 ●8枚組CDBox/2020年12月4日発売(Warner Music Italy Cat#5054197092350) トラックリスト CD 1 01. Questa è la

          ディスコグラフィ㉔ 77+7(settantasette singoli+sette)

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          Il sale della terra(2013)

          タイトルは「地の塩」 新約聖書マタイ伝に登場する言葉である。 われわれを取り巻く現代社会の状況を、比喩とレトリックで怒りと希望を歌う。 例えが観念的すぎて、なんとなくしかわからないのだが、 たぶんイタリア語ネイティブに説明しろと迫っても無理かも。 福音書の言葉同様に、解釈は人に依るかもしれない。 ビデオは、2013年アレーナ・ディ・ヴェローナでこの曲が初披露されたときのライブ映像。 6日間にわたる公演だったが、参戦2日目の開演前、頭上でヘリコプターが旋回していたので、そのときの映像だと信じている。

          Il sale della terra(2013)

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          「ソース臭い」騒動の顛末

          先週のこと、アントネッラ・クレリチという女性がMCをつとめるTV番組で、2010年にサンレモ音楽祭のMCをした際、(彼女が料理番組の司会をしていたから)「ソース臭い」ので、一部の歌手に出演を拒否されてとても傷ついた、と語った。 その「ソース臭い」という発言の主が、我がLigabueだと名指ししたのだ。 誰かがアントネッラにLigabueがそう言ったと伝えたらしい。 「事実でないなら謝罪するし、事実であるなら謝罪を待っている」と。 番組終了後の深夜、Lucianoは公式SNS

          「ソース臭い」騒動の顛末