見出し画像

対決落語、ありがとうございました!

SNSドラマ「対決落語」
全6話、ひとまず配信終了しました!

私は最後の帰り道、
ワイワイ夜の街を歩いているシーンが大好きで、
「青春っていいなぁ」って思いました。

「対決落語」って、執筆段階ではまだ架空の競技だったのですが
原案の田村監督、落語監修のえだのしんさんといろいろ話しながら作れたことは
大変以上に楽しかったし、
すごく私も好きな作品のひとつになれました。

架空の競技な分、
受け入れてもらえるだろうか…?
理解してもらえるだろうか…?
みたいな部分は公開されるまでドキドキでしたが、
ネタ部分に面白さを感じてくださる方も結構いらっしゃったみたいで、
それは純粋にうれしかったですし、
最終回の後のコメントが「続編見たい」とか「第2弾もやって欲しい!」みたいな声を見かけることが結構あって、
そんな風に作品を愛してもらえたことは喜びです。

私は脚本家ですが、
脚本家って、たぶん「架空の競技を描こう!」みたいなアイデアとかって逆に浮かびにくいんだろうな、と思っていて、
そういう意味で田村監督の着眼点とか発想とかが本当にすごいなと思って、やっぱり一緒に作っていても勉強になりました。

書いている時は、個人的にめちゃくちゃ尚太郎が好きで、尚太郎可愛すぎるし、君が居てくれるお陰で物語的にも助かる!と話しかけながら書いていることが多かったです。
でも、1話が始まって、正式に言うと撮影現場を見に行くと
本当に皆さんが素敵に演じて下さったお陰で、
どのキャラクターにも愛情が爆発しそうでした。

凛花とか、そこに存在しているだけで、空気感そのものが凛花だったし、
卓郎はもう本当に素敵でした…グッとくる表情や仕草が多くて、すごく考えて演じて下さっているのがわかって、とても嬉しかったです。
そして、千夏はもう思った通りの感じで、THE千夏!っていういい加減のツンツン感が心地よかったですし、笑った時は可愛すぎて「キャー!」ってなりました。
そして、基子ですよ、基子。基子も台本に書く時に楽しみながら書かせて頂いたのですが、その分「キャラブレじゃない?」となって、なくしたセリフとかもあったりしたので、真面目だけどチャーミングな可愛らしい女の子にして頂いて、すごく素敵でした。中村さんの大会の落語、試合に向かうシーン、めちゃくちゃ素敵だったなぁ。
それから、みんな大好き尚太郎くん!!
尚太郎も本当に高校生らしい可愛さとか人間らしさがあって、やっぱりすごく好きなキャラクターの一人です。こういう子、クラスに一人いたなとか思いながら書きました。デカめのリュックが個人的に非常にツボでした、あれは誰がなんと言おうと萌えだ。(すみません、変な意味ではないです。脚本家なので、自分が書いたキャラについてって永遠に話せますね)

そしてそして忘れてはいけないのが
みんな大好き海猫師匠です。オーシャンキャット。
海猫師匠の「オホホホホホ!」って、どんな感じになるかなと楽しみにしていたんですが、すごく愛着の湧く「オホホホホホ」で、とても嬉しかったです。海猫師匠もとても好きです。にゃーってなんやねん、て毎回のツッコミながら書いてました。その辺を田村監督と一緒に作れたので、それも楽しかった。海猫師匠のニャーって、本当に愛らしい。
私が昔バイトしていたバイト先の料理人さんが「オホホホホホホ」って笑う人で、なんかそんなんが入っていますという感じです。笑

凛花が本当に凛花で、
演技なのかって思うくらいだったのが印象的です。
凛花の最後、マフィン渡すところ、最初にイェーイ!っていうところ、あの辺りの顔がすごく凛花そのものだなぁ…なんて思いながら見てました。

ドリームバスターズを含め、
たくさん書いたらもうキリないんですが
私自身本当に大好きな作品になりました。

素敵に編集にして下さって、本当に感謝です。

ネタ部分を考えるのはやっぱり大変だったんですが
オリンピックと丁度被るという奇跡が起きたりして、
それも含めて、大会のシーンを見るといろんな達成感がありました。
えだのしんさんとめちゃくちゃ話しながら作った日々もあれも間違いなく、青春のはず。。

もちろん

もっとこうすればよかった、ああすればなんて、
そういう部分ももちろんたくさんあるので、
それは脚本家としてこれからの作品にどんどん活かしていきたいと思っています。

なんか脚本を書くって
物理的にも想像的にも仲間が増える感じがあって、すごくうれしいです。
海猫堂のみんな、特に。
ドリームバスターズはお鈴が結構好きでした。
ああいう子、いるよね、てなった。。笑

落語も結構キャラクターを落語監修の枝さんが大事にして下さったので、
おスズは一番若いから、若者言葉を取り入れようみたいな感じでめちゃくちゃ検索したりして、
「スパダリ」ってそういう意味なの?!とか騒ぎながら作った記憶があります。(笑)

完成した「対決落語」を見た時に
Yay!の社長さんがどんな思いでYay!というサービスを作ったのか
お話を聞ける機会があって、
こんなご時世だからこそ、ネットだったり、こういうオンラインのサービスなどでの出会いが
人生を支えになってくれることって
すごくあると思う。

対決落語、1話10分程度ですごく見やすくなっていると思うので、ぜひぜひ見て欲しいです!

まだの方はぜひ見てみてください!よろしくお願いします!

最後のシーンで「卓郎、めっちゃ私服オシャレやん!」と思った、深月あかりでした。

▼オススメ!脚本家ひとりごとマガジン




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?