嫌なことは換金したい

たまに聞かれることがある。

「どうやってやりたいことを見つけたの？」

そして

「どうやって叶えたの？」

この２つ。

私は好奇心旺盛なのもあるけど
小さい頃から表現することが大好きだった。

ある時からそれでお金を稼ぎたい、
好きなことをしてお金を稼げるようになりたい、
そう思ったのは18歳の時。

今となっては
好きなことを仕事をすることは珍しくない。

でも当時は
そんなこと言っている人はいなかったし
叶えている人は少なかった。

もちろんバカにもされたし
たくさん反対もされた

そういう意味でも
やりたいことももちろん大事だけど
これを見つけられるかどうかは
結局は運とか縁とか出会いにかかってる

だから
やりたいことより
どんな風に生きたいかが大事だと思ってる

私は好きなことを仕事にして生きていきたい、
それが楽しそうだ、と思ったから
なんだけど
だから片っ端から好きだと思うことを仕事にする
みたいなことをしてきた

やりたいことっていうより
ただ好きなこと。

明日もやりたいと思うこと、
またやりたいと思うこと、
やっていて楽しいこと、
やっていて心が躍ること。

私にとって一番最初はそれが演劇だった。
でも向いてなかった。

だから当時好きだったこと、
ダンスの仕事をした。
地下アイドルの振付師になった。
アイドルのダンスの先生になった。

アイドルが好きだったから。

そんなことをしているうちに
元々老婆になったら学ぼうと思っていた
脚本を学んだ

そして私は脚本家になった

めちゃくちゃたのしい。

経歴だけ見るとほんと滅茶苦茶なんだけど
その時々の好きなことやりたいことを
大事にして生きてきた

たくさんやって触れて試してみたから
次々とやりたいこと
自分がずっとやっていきたい仕事に巡り逢えた

めっちゃ幸せなことだと思うけど

最初からそうだったわけじゃない

ここまで来るのにだって
10年以上かかってるわけで。

初めての彼女は大体結婚相手じゃないのに
やりたいことがない人は
すぐにやりたいことが見つかると思っているし
やりたいことがある人は
すぐに見つけたと思っている

それは違うんじゃないかと思う

それは叶えることも同じで
何かを叶えるなんて
試行錯誤の延長線にしか存在しない

たかだかそれだけのことだったりする

たくさん行動して
たくさん実績を作って
そんな日々を重ねただけの話で
寧ろそうでしかない、天才ではないので。

叶えているからすごいなんてことはないし
やりたいことがあるからいいわけじゃない

人間は幸せに生きれればなんでもいい

そう思う

全力で恋をしまくることがただ幸せの人もいる
やりたいことをやることが幸せの人もいる

私は普通に恋をして過ごすだけでは
あまり幸せを感じられないタイプだった

恋愛体質では全くないし
寧ろ恋愛体質の母に育てられていたので
ちょっぴりその辺りは冷めていたし
やりたいことや仕事への自分の意志がある分、
恋愛ではなかなか自分の意思がない
へぼへぼだった

ただ普通に過ごしていて
私は幸せを感じるのが難しかった
そのくらいに世の中はクソだったし
嫌なことがありまくる

だから思ったの、
嫌なことはどうしても換金したい！と。
（嫌なことを換金できる仕事にも就きたい、と）

だから
やりたいことを見つけようと思った
好きなことを仕事にしようと思った
夢を叶えてお金を得たいと思った

しあわせを感じる時間を長くしたくて！
働いているときも幸せで居たくて！

生きていて嫌なことがありすぎたから
私はしあわせを感じている時間の割合をただ増やして過ごしていたい、
そんな感じと思いで生きてます

叶えたいことはただ叶える努力をすればいい
やりたいことはたくさんやって見つければいい

どう考えも答えはそれしかない

自分が見つけに行くか、やるかどうか、
ただそれだけだと思う