見出し画像

【脳画像1時間半動画付き】小脳障害のみるべきポイントとは?〜運動失調・筋緊張・バランス障害が起こる脳画像の見分け方〜

脳外臨床研究会会長 作業療法士 山本秀一朗
セミナーレポート作成 言語聴覚士 yucco

フルリカバリーを目指し、全国のセラピストと共に成長し続ける脳外臨床大学校で活動するyuccoです。

脳外臨床大学校オンラインサロンでは、日々たくさんのセミナーが展開されており、オンラインサロン内だけで留めておくのはもったいない!!
全国の悩んでいるセラピストや困っている患者さんの力になる学びを届けたいと思い、セミナーレポートとともにお届けしています♪

《評価から治療展開へ》


脳卒中が起こり、入院し、リハビリオーダーが出ます。
評価の際、できない動作や問題点をみますが原因は脳にあります。
動作を通じて脳をみています。
動作分析は脳神経細胞がどれくらい生きているかみています、それを視覚的に可能にしているのが脳画像です。
どこが障害されているか明確になります。
どうすれば脳が働くのか?
どうすれば脳が改善するのか?
を考えます!

《脳画像を見る理由とは?》


① 評価やみるポイントが明確になる
② アプローチ部位が明確になる
③ A D L障害の原因が明確になる
④ 根拠を持ってアプローチが行える

・被殻出血(抑制する:抑制できない部分をみる)
・視床出血(中継点:送り主→処理→送り先をみる)
・小脳出血
それぞれでどのように評価とアプローチを変えていますか??
今回は小脳出血について伝えていきます。

《小脳の役割とは?》


知覚と運動機能の統合であり、平衡・筋緊張・随意運動の調節などを司ります。
① 知覚できているか?
② 平衡
③ 筋緊張
④ 随意運動の調整

これらができない結果が、運動分解や運動失調として現象が出ています。
小脳の患者さまは運動機能中心にみていく必要があります。

《どこでやっている?》

スクリーンショット 2022-02-19 13.20.19


大脳小脳(小脳半球・傍虫部)【新小脳】
→随意運動の調節、組み立て、F F機能:随意運動

脊髄小脳(虫部・傍虫部)【旧小脳】
→四肢体幹の運動制御、F B機能:筋緊張

●前庭小脳(片葉小節葉)【古小脳】
→姿勢維持、眼球運動:平衡・バランス

《どこにあるの?》

スクリーンショット 2022-02-19 13.13.03


脳画像みたらどこが障害されていて、何を評価すべきかすぐにわかります。
橋のレベルで、大脳小脳、脊髄小脳、前庭小脳の場所がわかりますか?

ここから先は

1,709字 / 3画像
この記事のみ ¥ 2,500

全国の悩んでいるセラピストに届くように、臨床のヒントとなり患者さんがよくなるように、心を込めて書いています。応援よろしくお願いいたします❣️