とても考えた末のこたえ

決めたわ。
無意味のように見える自問自答にひとつの答えを見出した。
やっぱ私はこの姿で居たいし、世間にはこの姿の私を私だと認識して欲しい。

根っこが男か女かなんてナンセンスなことは置いといて
私の心は初めから女だし、男としての人生も歩んでこれた面白い人間だ。
それ以上でもそれ以下でもない。

なんかぶら下がってても、それがなんだ。
誰かに見せるわけでもない。邪魔なら取っちまえばいい。

でも、少なからず取っ掛りはある。
“名前”だ。
それも変わる。今月中か、来月には変わる。

だから私の人生はそこから始める。
名前が変わったら言い訳できない。確かに、どっちでもいける名前にした。

私はその名前を“女性名”として受け入れた。
つまり名前が変わればもう後戻りをする必要は無い。

去年した｢女性として生きていく｣決意は、あくまで足元のレールから外れて、ただ自分の行きたい方角に向かって進み出しただけで、道があったわけじゃない。
やみくもに光がある方に進んできた。

でも約１年経った今、周りの支えや自分が決めてきた小さな選択、それから女性ホルモン剤っていう魔法の薬で
少し先に、でも遠くじゃない所に明確な道が見えた。

それが正しいか間違ってるかはわかんないけど
自分が行きたい場所に向かって真っ直ぐ伸びている自信はある。
いや、真っ直ぐじゃないかもしれない。迂回路もきっとあるけど、ゴールは絶対に小さい頃に願った未来に続いているはず。

もうその道に向かうまでに邪魔な壁はなくて
私が勇気の1歩を踏み出せば始まる。

勇気を出せなかった理由もわかる。
なんのために友達を棄てて孤独になったのか
なんのために友達は背中を押してくれたのか

私はあの時、友達を裏切ったつもりでいた。
でも違うな。
ここで踏み出す勇気を出さずに逃げることが裏切りだ。

もう細かいことは考えない。
私は私だ。
在りたい私でいることが私の人生なんだ。

やーーーーっと、答えが出た！

こんな簡単なことにたどり着けないのはなぜって思うかもだけど
大事な迷いだったと思う。

……よしっ
始めよう、人生( ˙꒳​˙  )