見出し画像

「スクラム採用」やらないとマズイのか?

「採用広報」やら「スクラム採用」はもちろん、そもそも「採用のトレンド」という概念をよく聞くようになったように思う。
自分は2012年からDeNAという採用への熱量が非常に高い会社でゴリゴリに採用をやらせてもらっていたのだけれど当時はLinkedinが上陸したてで、BizReachが提唱していたダイレクト・リクルーティングが流行り始めた頃で、逆に言うとそれ以外はあまり採用トレンドとかそんな頻繁に出てこなかった気がする。
特にここ数年はすごい速さでトレンドがどんどんupdateされていっているのを感じる。

一方で変にトレンドに踊らされず、常に「このトレンドは本質なのか?」というのは問うようにしたいなと考えている。ただ実のないトレンドに踊らされるような暇は、毎日忙しい採用担当者にはない。

ただ結論を先に言ってしまうと、スクラム採用については「やらないとマズイ」が私の結論だったりする。

採用トレンドの変化の背景は「若手労働人口の減少」

これはあくまでまだ仮説なのだけれど、今の採用トレンドの変化の背景は「労働人口の減少」だと思っている。優秀な若手がどんどん減っているため、採用難易度が上がっている
若手労働層が完全なる求職者優位の超・売り手市場になっている。逆に言うと彼らからすると転職先は余裕を持って自ら選べる世界である。

厚生労働省の調査結果にもあるように、ここ10年近く求人倍率はずっと右肩上がりである。

超・売り手時代における「転職市場にでない転職活動」

超・売り手時代での採用は、買い手市場のそれとは全く別物だと認識したほうがいい。人材の質にこだわればこだわるほど、求人を出して待ってれば良い人がエントリーしてくれる、という考えは過去の遺物と認識して捨てないといけない(たしかに採用担当としてこれ以上に楽で有り難いことはないのだけれど…)。

是非、身の回りの優秀な先輩/後輩や同僚の転職の仕方を思い出してほしいのだけれど、彼らは多分もう履歴書・職務経歴書を書いてたくさんエントリーして合否を待つ…なんてことはしてなかったのではないだろうか。
多分、現職中に誘われていた知人のイケてるスタートアップを手伝っているうちに転職していたり、そうでなくとも現職中に実は転職先候補はすでに絞られている。

この状況を採用企業から見ると「転職市場にいい人は滅多に出てこない」と割り切ってやり方を考え直したほうがいいと私は思う(これは転職市場にいい人がいない、というわけでは一切ないので注意)。

優秀な人達が「よっしゃ転職するぞ!」と思ったころに初めて接触するようではもう遅いのである。彼らが動く前から「あの会社良さそう。もし何かあったらお話聞かせてもらおう脳内リスト」に自社をいれてもらっておく必要がある。
いわゆる優秀潜在層とどう接点を持って、良い印象を持ってもらうかが今の採用の勝負なのである。

ちょうど昨日けんすうさんがつぶやいていたのが自分の中でストンと来たので引用させてもらいます。

優秀潜在層に出会うほぼ唯一の方法がスクラム採用

自分が転職するにあたって一番気持ち良い体験を考えてみてほしい。
多分、これを読んでいるおおよその皆さんにとって、履歴書を書いて、それを何社にも送って合否を待つ…というのはもはや転職活動における気持ち良い体験ではないのではないだろうか。
少なくとも「自分がされて嬉しいこと」を他人に提供できるような採用フローを設計しなければならないと考えている。
そうしたときにスクラム採用なのかなと思う。やはり人間は自分が信頼・尊敬している人に「あなたと一緒に働きたい」と言われることほど嬉しい転職体験はないのではないだろうか。そうしたときに人脈の限られた人事が履歴書を見て初対面の人に合否をつけて回る旧来の採用では良い人が採用できないのは当然のようにおもう。

【宣伝】友達やその友達の転職・副業意欲がわかるYOUTRUST

そこでスクラム採用を前提に、友達の転職・副業意欲がリアルタイムでわかるようになっているのがYOUTRUSTである。前職時代、転職意欲があることを信頼している友人にだけ伝えて是非誘ってほしかったという自分自身の原体験を叶えるために作っているサービスでもある。
(有料リクルーターアカウントにすると「友達の友達」まで転職・副業意欲が見えてスカウトできるようになる。返信率は60%あるので、よければ使ってみて下さい)

いろいろ書いたけれど、今後もどんどん採用市況感はupdateされていくと思う。その時その時の市況感を読み取り、求職者様にとって一番気持ち良いキャリアチャレンジを提供できるようになお一層精進していきたいと思う。

※この記事はHERP主催のスクラム採用 Advent Calendar 2019に参加しているnoteです。

#スタートアップ
#採用
#リファラル採用
#スクラム採用
#スクラム採用AdventCalendar2019

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?