春から世界の自炊を見つける旅に出ます&皆様にお願い
こんにちは!自炊料理家の山口祐加です。
表題の通りなのですが、この春から一年間、海外で家庭料理を学んできます。社会人になって9年が経ち、料理家になって6年。自分の料理の幅を広げるために、一年間海外でいろんな料理に触れてみたいと思い、料理レッスンなどの仕事を一旦お休みして行くことにしました。
「自炊」をテーマに、立派な郷土料理などではなく(それも食べるけど)、現地にふつうに暮らす人が普段食べている食事をたくさん見て、食べてきたいと思っています。
例えば、スペイン料理と言われて私の頭にパッと思い浮かぶものは「パエリア」です。でもスペインで暮らす人が平日仕事が忙しい日にパエリアを食べているイメージは湧きません。じゃあ、そういう日に何を食べているのか? 日本人にとっての「ふつうのごはん」が納豆ご飯と味噌汁だとするならば、スペインの人にとっての「ふつうのごはん」はなんだろうか。韓国は? トルコは? メキシコは? そんな疑問が自分の中から湧いてきて、世界を「自炊」というフィルターを通して見てみたいと思い、今回旅に出かけることにしました。
スケジュールは以下の予定です。
4月:台湾
5月:韓国
6月:ポルトガル
7月:南スペイン、南仏
9月:イタリア、クロアチア
10月〜11月:ブラジル、メキシコ、ペルー、トルコ
1月:タイ、ベトナム
2月:マレーシア、ネパール、ラオスなど
このプロジェクトは2025年に本として出版される予定です。国は変わってもみんな毎日何か食べていて、工夫しながら暮らしていることを「自炊」を通じて書きたいと思っています。
正直、この円安のタイミングで海外に1年も行くことには躊躇しました。だって、アジアだってなんてことないフツーのホテル代金が東京のホテル代のように高いんですもん。でも私の人生で二度と31歳には戻れない。人生の1/3を終えたところで一年間しっかりインプットしておくことは、きっとこの後の人生にもいい影響があるでしょう!ということにして、人生の一大投資として行くしかない!という決断になりました。
そして、ここで読んでいらっしゃるみなさんにお願いがあります。今月から各国に滞在して見たこと、感じたことを1年間限定のマガジンで書いていきます。私が現地で食べたもの、感じたこと、考えたこと、出会った人などについて3000〜4000字のレポートを月に1本書く予定です。
このレポートは本の下書きにもなるかも?と思っていて、本として出版された際にはマガジンを読んでいた人限定でオンラインイベントのようなものも企画できたらいいなと思っています。海外の自炊事情が気になる方、山口の活動を応援してもいいよ!という方、ぜひご購読いただけますとたいへん嬉しいです。
また、音声配信Voicyのプレミアム放送では、通常放送の回数を落として、海外から月に8回放送をお送りする予定です。こちらはプレミアムリスナーさん限定のインスタアカウントにて、旅の記録をリアルタイムで発信していきます。読むコンテンツ(このnote)と音声コンテンツをご用意しましたので、お好きなものをお選びいただけたらと思います。
いつも私のnoteを読んでくださっている皆さんにとって、少しでも学びになることをお届けするために、一年間たくさん学んで、遊んできますね。
以下ではマガジン限定で、この旅に行くことになったきっかけや、本を通じて描きたいことなどを書きました。今月のみ2本更新の予定で、もう1本は台湾について月末に更新する予定です。
ここから先は
山口祐加の海外自炊通信
自炊料理家の山口祐加が2024年度に海外で自炊を学んできた「世界のふつうのごはんと暮らし」を紹介するマガジンです。このマガジンは2025年…
みなさんのサポートが励みになります。 「おいしい」の入り口を開拓すべく、精進します!