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子どもは料理の天才

小学生向けの自炊レッスンを始めて半年。レッスンに参加している子たちの腕がメキメキと上がり、全体の流れを把握しながら料理しているのが見ていて伝わってきます。
今回のnoteでは、子どもが料理をするとどういう疑問を持ち、どんなアイデアで料理を展開していくのかについて書きました。
ちなみに、子ども自炊レッスンは11月からの参加者を募集中です!

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みんな小学生だけれど、トントン切ってちゃっちゃっと炒めてカレー作っちゃうんです。手が小さいだけで、やっている作業の小気味良さは大人さながら。やったことがないだけで、やってもらえばできる。子供を見ていると本能の中に料理がインストールされているのを感じます。

プロの料理人も唸る子どもの発想力

子どもには「肉じゃがは甘辛味」「生姜焼きに入れるのは玉ねぎが定番」などの固定概念がありません。レッスンでは、例えばポテトサラダなら「じゃがいも+酸味=ポテトサラダ」や、「豚肉+野菜+味噌味=豚汁」など、抽象的な枠組みで料理を教えています。

その枠組みの中なら、自由に発想して料理してみていいよと伝えると、例えばポテトサラダなら
「玉ねぎが苦手だから、切るのではなくてすりおろして入れる」
「ヨーグルトがなかったから、チーズとバターでやってみた」
「揚げたポテトチップスでポテトサラダを作ってみた」
など、驚くようなアイデアがどんどん出て来るのです。
ちなみにポテトチップスのポテトサラダはこちらです。

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先日、京都のレストラン「Monk」に訪れた時、シェフにこの揚げポテトサラダの話をしたら「天才やん!」とおっしゃっていました。世界中からファンが集まる店のシェフも唸る発想力。恐るべし。

人間には生まれつき「おいしい料理を作る能力」が備わっているのでは?と本気で思うほど、子どもは料理が上手です。上手なだけでなく、アイデアもあるから私は天才だと思っています。

子どもが料理するようになると、日々の食卓が変化する

子どもが料理のことをわかってくると、いろんな変化が起こります。夏休みの自由研究に料理を選んでくれた小2の男の子は、洗い物に興味を持ち始めて、最近自分の食器をすすんで洗うそう。味噌汁やサラダは日常的に作るようになったとか。8歳の子でも家族が喜んでくれたら嬉しいんですよね。そこに大人も子どもも関係ありません。

こちらは参加者の子のお父さんが書いてくださったnote。レッスンを通じて、お父さんもレパートリーが増えたし、何より「娘と一緒に料理の話ができるのが嬉しい」とありました。泣いちゃうよ……!

他にも、「麻婆豆腐の素を使って二人だけで麻婆豆腐作ってくれました。レッスンで料理の基礎が身に付いているから、箱の作り方を見ながら二人には任せることができました」など、日々私のところに変化の様子が寄せられています。レッスンを始める前には想像していなかったような展開になっていて、やってみるもんだなぁと感じています。

そんな子ども自炊レッスンは11月からの参加者を募集中です!オンライン開催なので、全国、全世界(!)どこでも受講できます。月2回、日曜日の午前中開催です。兄弟の受講ももちろんOK。楽しい仲間が待っています。
子どもが料理に興味を持ち始めたけれどうまく教え方がわからない方、日々慌ただしくて料理を教える時間が取れない方など、ぜひ詳細をご覧いただけると嬉しいです。詳細↓

バナー写真:伊野妙さん

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