見出し画像

笑顔で重なる

2割くらいフィクションです。

数年前のこと。なんかこう悶々した日々を過ごしていた時に、ネットを通じてとある男性と知り合い実際に会った。小柄、頭は坊主(めっちゃ頭の形いい)、声が優しいというか下手すると聞こえないくらいマイルド、どこか中性的な雰囲気を醸し出す人。なんでこれを書くかというと、私は中性的な人に惹かれやすいから。過去の記事を読んでてふいに思い出しちまった。

2時間くらい話をして、お酒も飲んでないのに何だか酔ったような気分になってきて、雰囲気に飲まれるようにそのままその人と寝た。なんつう話だって感じだけど、ここは事実。

その人の身体が印象的だった。
※ここからやや性的な描写が増えるので、違うと思ったらご退出を。

まずは肌がきれい。肩や鎖骨のあたりに唇を当てた時、こんなにきれいな肌の人いるのかと思うほど、気持ちがよかった。あとは筋トレとかではなく武術か何かをやってるらしく、細いのにものすごい引き締まったいい身体だった。私あの細マッチョって表現好きじゃないので使いません。気瘦せするからか服の上からは分からなかった。筋肉をなぞれるのではと思うほどのきれいな身体だった。無駄に腕やら腹筋やら背中やらベタベタ触って、おぉすごい、と感動しちまったよ。

あと気づいちゃったんだけど、坊主っていい。坊主の人の頭にキスをしたのは初めてで、あの感触はヒゲにするのとは違い、面白いと思った。この坊主限定かもしれないけど、だてに頭丸めてるだけあるわと謎の納得をしたのであった。

本人にも伝えたのだけど、日本人らしからぬキスをする人だった。サンプル数が少ないので(他国含めて10ちょい)参考にならないかもとこちらも本人にも伝えたのだけど、日本人男性はあまりキスがお上手でないと思う。なんかね、私マジで食べられるんじゃないかと思うことがほとんど。でもこの人はまるで女の人としているような柔らかさがあって、食べられそうと思わなかった久々の日本人だった。本人の見解によると他の男性は緊張して力が入ってるから硬いのでは、でも彼は力が抜けてるからじゃないかと。妙に納得した。つまり、この人は私に緊張してなかったってことかいな。ま、いいか。

これ以降の詳細は自粛。私は他人から一方的に性行為の詳細を語られるのちょっと苦手。特に女性が描くのってちょっと気分悪くなることがある。その時の感想なら大丈夫なのだけど、行為自体を描写されるのはなんか拒絶反応。

この人の何が良かったって、話しながら、たまに冗談言って笑いながら、行為が進んでいったこと。感想としては楽しかったとか面白かったとかそんな風になる。最中ど真ん中でも一回笑わされて、結構ゲラゲラ笑ってしまい、なんだこりゃとなった。この人は必死に気持ちよくさせようとかなくて、軽い感じでやってみてどうだろう、そんな感じで進んでいって、ずっと私の顔と身体の反応を見て、こちらも日本人男性にありがちと思っている、一方的さがなかった。なんか一緒に一つのことをやり切った感。

そんな感じで笑いながら体を重ね、終わったら笑顔でサヨナラした。それ以来一度だけ連絡取ったけど、二度と会うことはなかった。でもこの人の存在ってだいぶ大きい。相手はどう思ってるのか、たまに無性に連絡を取りたくなるけど、実際には取るまでいかない。あなたはどう思ってたのか、聞いてみたいってずっと思ってる。私の中で今も暫定一位はあなたですよってちょっと言いたい。

***

じつは昨夕から咳が止まらない。たまに気管支系の問題が起こるのだけど、これが寒暖差によるものなのか、飛行機寒すぎたからなのか、ホテルの空調によるものなのか、疲れで免疫落ちて何かのウイルスかアレルギーでも発症してるのか、よくわからないけどツライ。とにかく水分をと思ってお湯飲みまくり。3リットルくらい飲んでる。常にタポタポやば。

***

食料を買いに行った以外は引きこもっていたので自分のnoteを見返してたのだけど、記憶を掘るって楽しいなぁとつくづく思ったのであった。薬飲んで寝よ。