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「月一営業のお菓子屋さん」という働き方

もう10年ほど前の話になりますが、大学時代の友人が「月1回だけ営業しているお菓子屋さん」をやっていました。(今も営業方法を変えてお菓子作りを続けているそうです)

SNSでそのお話を聞いたとき、「そんな働き方があるんだ」と衝撃を受けたことを覚えています。

飲食店や販売店は、「月曜定休」のように店休日が曜日で決まっていたり、不定休であっても「週1、2日のお休み」というイメージでした。

今でこそ、週末だけ開いているお店や日に2~3時間しか開いていないお店など、営業スタイルが多様化しましたが、当時は「営業日<<<店休日」というお店を見たことがなくてすごく驚いたんですね。


お菓子屋さんをやっていた友人は、メーカー勤務で転勤族の旦那さんと結婚していました。

はじめは地元近くで不定休のお菓子屋さんをしていましたが、旦那さんの転勤を機にお店を閉めて地元を離れることになります。

転勤先の土地で出産し、子どもが少し大きくなった(といっても1歳くらい)ときに、「またお菓子屋さんをやりたい」と思い『月一のお菓子屋さん』をすることになったとのこと。

当時、その営業スタイルの話題性から地元の雑誌にも取り上げられていました。

彼女が『月一のお菓子屋さん』を始めたとき、ちょうど私も第一子の育休中。

小さな赤ちゃんのお世話をしながらも、「お菓子作りが好き。お菓子作りを続けたい」という思いを月1営業というスタイルで実現した彼女に、尊敬と憧れを抱かずにはいられませんでした。


ここからは本人に聞いた話ではなく、私の想像のお話。

・月1という営業スタイル
・店舗を借りての出店(関東圏で駅からアクセスがいい場所)
・子どものお世話の合間をぬって1人でお菓子作り

そこまで儲けが出るような状況ではなかったのではと思います。

また、見知らぬ土地での営業です。

お菓子屋さんの経験があるといっても、かなりの勇気がいっただろうと思います。

思考錯誤もしたでしょう。


『月一のお菓子屋さん』が開店してしばらくしてから、東京に行く機会があったので私もお店を訪れましたが、小さなお店の前には長蛇の列が。

地元の人に愛されているお店なんだなと、一目見て思いました。

こだわりいっぱいで丁寧に作られた彼女のお菓子は、見て楽しく食べておいしいお菓子でした。


ここ数年、身近なところでも

・週末だけ営業している小さな飲食店
・自宅ガレージを利用したスイーツ販売
・通販やイベント出店のみで、実店舗をもたないパン屋さん 

など、本当に多種多様な営業スタイルのお店を見かけます。

それだけでたくさん儲けることは難しいでしょうから、セミリタイヤした方やパラレルワークをされている方、(家族で他の収入源があって)育児をしながらの方が多いのかなと思っています。

「リタイヤせずに仕事を続ける」「本業に力を入れて給料アップを狙う」という選択肢もあったかもしれません。

そんな中で、やりたいことを実現する働き方・生き方をされていて、素敵だなと思いますし、私はとても憧れるのです。


そんな私がライフワークとして副業をするならば・・・

「週一のキャリア屋さん」かな、と少し想像してみました。

具体的な仕事内容やサービスはまだ全く考えていないんですけどね(笑)

副業したいと思いつつ、なかなか具体的なイメージができていません。

憧れを感じた生き方をベースに、未来の働き方(週1営業)を設定して、そこから「自分ができることは何か」を考えていくというのもありかなと思ったのでした。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。


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