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リターンズ6話 ネタバレ考察&感想その12~幸せな結婚式

39:49~ 牧(林遣都)が「休憩しましょ」とおもむろに立ち上がり、袋から何かを取り出して後ろに隠して春田(田中圭)のもとに戻る。
「はい。ハッピーバレンタイン」と言って手渡したのはたけのこの里の箱。

「もうコンビニしか開いてなくてごめんなさい」と牧は謝っていた。仕事の合間にもチョコレートを探していたから、本当は春田にバレンタイン用のチョコレートを渡すつもりだったのだろう。

春田は「うれしい…ありがとう」と言いながら開けて、牧の柔らかい笑みに見守られて食べる。
「あれ?おれたけのこ派だなんて言ったことあったっけ」「それはなんとなく」
驚いて笑う春田は「ちなみに牧は?」とさらに聞くと、牧は「おれはきのこ派です」ときのこの山の箱を出した。
絶対にこっちの方が美味しいと言い合い、「合わねーな」「合わないっすね」と会話しながら二人で食べさせ合ったりする。
ちなみにこの6話の番組提供に明治製菓は確かに入っていたが、有名な"きのこたけのこ論争"と、二人は違っていていいという6話のテーマを活かした、上手なコラボレーションだと思った。

41:39~ 二人のラブラブなやり取りで流れる音楽はそのままで、翌日の結婚式の入場前に扉の前に立つ二人のシーンに移る。
 緊張でガチガチな春田は牧の手を"恋人つなぎ"で握る。春田は焦って聞く。
「一歩目って右足から出す?左足から出す?」「自然に合いますよ」「絶対に合わねーだろ」と言い合いながら、「まぁ違ってもいいんじゃないですか」と余裕の笑みを見せる牧に春田は納得した表情を見せる。
扉が開いて二人は顔を見合わせて、同時に一歩目を出すと同じ右足であった。
そこで主題歌「Lovin' Song」が流れる。
先に春田の回想のシーンで「Revival」を聴いていたファンにとって粋な演出だろう。
二人には紆余曲折あったが、迷わず一緒に歩いていくことを決めたことが分かるから。

 42:58頃に歩いている牧が涙ぐんでいるのが分かる。牧にとっては、2018連ドラから春田を好きになっていろいろあったから感無量になるだろう。

誓いのキスと指輪の交換の合間に見える、牧の父親(春海四方)や母親(生田智子)、荒井ちず(内田理央)など、周りの人たちの表情もまた素敵だ。
フラワーシャワーでは二人は手つなぎではなく、牧がリードをした形で春田が腕を組んでいる。

ここでも春田が親指を立てて喜び合う先の、ちずの表情がとても印象的だった。二人を一番近くで見守ってきた一人だからだろう。
隣にいた武川(眞島秀和)の固い表情に気づき、春田は怖がっているが。

そして牧側に立っていた武蔵(吉田鋼太郎)の表情も柔らかいもので、春田の幸せそうな様子を見守っている。春田とマロ(金子大地)の喜び合いや蝶子(大塚寧々)、鉄平兄(児嶋一哉)、舞香(伊藤修子)の表情も良かった。

春田と牧が笑い合ったところで、場面はそのままウェディングパーティーへと切り替わる。

→13に続く。
なお結婚式全体のあり方については最後に総論で述べたい。

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