自作写ルンですレンズ、その2

お久しぶりです。

ゆあです。

そして大変お待たせしました。

写ルンですレンズ作成の第二回目です。


諸事情で半年ぶりくらいになります。

その間、何していたかのお話をします。


真円をつくるには......


まず最初に考えたのが丸い円を開けるにはどうすればよいかということです。

今回の改造レンズは、ボディキャップに穴を開けそこにプラスチックレンズを固定する方法で作ろうと思います

ですのでレンズ径の穴をどうするか考えていました。

その1 リューターごりごり作戦

まず初めに思いついたのは家にある低トルクのリューターでごりごりとボディキャップを削り続ける方法。

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こんなやつ

ためにし手持ちのボディキャップを削ったところ、三時間ほどでようやく小さな穴を開けることに成功。

しかし、いかんせん形がいびつで、円とは程遠くおじゃんになりました。


その2 デザインカッターで切りまくる作戦

これも、ボディキャップはかなりの厚みがあり、握力との勝負になりました。

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だいぶ深くまで切り込みをいれたのですがデザインカッターの刃がピキンといい音とともに断絶。

あえなく失敗となりました。


そして最後。

こいつの導入が決定。

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文明の利器 電動ドリルドライバーです。


既製品として出ている写ルンです解像改造レンズを購入すれば、数千円で買える。

それをただ自作するためだけに、同額くらいの工具を買ってしまう。

いやぁ、これだからDIYはやめられませんな!

ともあれ、こいつでボディキャップに穴をあけると、ものの数十秒で貫通。

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(ちなみにボディキャップはM42です。)

穴の断面もかるくやすりがけしてやればとても綺麗です。


なんだったんだあの苦労は。


いや、実際は電動ドリルをホームセンターで物色中に手動ハンドドリルと迷いました。

よかったハンドドリルとか血迷って苦労しなくて。


とりあえず、仮止めでレンズを装着。

よし、富士のボディにレンズを取り付け壁を撮影。

......

画像5

.......あれ?

取り付けたところでピントが手前にあっていることが判明。

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ボディキャップの撮影しておよそレンズから3cmくらいの場所にピントの山がきている。

おかしい、なぜ、絞りは固定でF16のはず。なのにこんなに被写界深度が浅いわけがない。

と、もんもんと悩んで原因がわかりました。


さて、これを読んでいる読者に問題です。この現象はなぜでしょう。

ヒントは、レンジファインダー、ミラーレス、一眼レフ。そのとある構造の問題。

次回、種明かしをします。

次投稿は、2021/3/15 0時を予定しています。


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