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【インド🇮🇳】チベット文化、神秘の湖、想い出のチャイティー| 3/54ヶ国目:前半戦ラダック | 世界一周ふりかえり
★世界一周3ヶ国目、インド
★滞在日数:2022年9月14日〜26日(12泊13日)
★かかった金額:¥135,555 /2人
- 前半戦inラダック
夫のわたさんがラダックに絶対に行きたいんだと言うので、そこで初めて知った、インド最北端のパキスタンと中国に国境を接する山岳砂漠地帯。
弾圧が続く中国チベットよりも、チベット仏教の文化がそのまま残っていると言われる場所で、到着すると町の至る所に、チベットのカラフルな旗が並んでいた。
ここでの思い出は語り尽くすのが難しい。
まずは地形、絶景。
スターウォーズの砂漠の星かのような、砂の色をした山脈に降り立った瞬間は、人生ではじめて見る光景でとても興奮した。
緑豊かな日本で育った私にとって、山というと緑色の山か、青い高山を想像するものだったが、ラダックでは永遠に砂漠の山。原付を走らせてどこまで行っても、ずーっと同じ、乾ききった砂の山々が連なって見える。
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2泊3日、バンをひたすら走らせて、さらに北にあるヌブラ渓谷・パンゴンツォという湖に訪れるツアーに参加したが、途中、月面かと勘違いするほどとんでもなくボコボコで白くて水も木も何もない道とも全く言えない大地を1〜2時間走った際は、これは凄いところに来てしまったと思った。十何時間もかけて、突然深い青色の湖、パンゴンツォに辿り着いたときには、本当に神秘だと感じた。
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二つ目に、ゲストハウスの生活。
ラダックはほとんどホームステイと同様のゲストハウスが多く、私たちはGotal Guest Houseというこじんまりとした宿を選んだ。
ナムギャさんというおじちゃまと、ずっとママと呼んでたので名前がわからないおばちゃまが二人でやっている。
ママは日中プリスクールの先生をしていて、夜は我々に消化の良い料理を作ってくれる。可愛らしいママで、あのむっくりとした体つきと日本人をも感じさせる顔つきがとっても安心する。
いつもCome come! Eat eat! Don Don(日本語のドンドン食べての意味)と言ってきて、ほんとに親戚のお母さんみたい。
ナムギャさんは一日中ガーデンにいて、野菜の世話をしている。美味しい美味しいチャイティーを静かに作ってそっと出してくれるあたたかさ、本当に静かな人で、いつもニコニコ佇んでるのだが、なんとコロナでお客さんが来ない間、庭の土からレンガを一人で何千個も作って、となりに新しいハウスを一棟建ててしまったという強者だ。
2泊3日のツアーは体力的にはだいぶ過酷で、だからこそこのゲストハウスに帰れるのがもう楽しみで楽しみで、家のように安心できる場所だった。
ここを家のように思っている人は私たちだけではない。インドからは毎年帰省するかのようにここに戻ってくる人や、他の国からも何度も訪れる人がいるらしい。
コロナ禍、旅行者がいなく、ナムギャさんとママの銀行口座には本当にお金がなくなってしまった。そんな時、毎年ここに来ているとあるゲストが、毎月の仕送りのようなものをしてくれたのだそう。人の繋がりで支え合うコミュニティとなっている。旅好きな私たちだが、こういう毎年帰りたいと思えるような、家族のような場所があるのって素敵だと心から思った。
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最後に、旅人との出会い。
Gotal Guest Houseはそんなわけで素敵なコミュニティとなっていて、世界中から泊まりに来る旅人もみんな良さそうな人で、めちゃくちゃ優秀な人が多かった。
グルガオン出身のAkshyは32歳、大学卒業後起業をした70人のITカンパニーの経営者。すごい、これがいわゆるインドのめちゃ優秀なIT人材か!Akshyは経営者でありながら、毎年1〜2ヶ月はラダックでリモワをするんだそう。グルガオンで再会した彼は確かにシャキッと決めててご飯を食べてるときもたくさん電話がかかってきたり忙しそうだったが、経営者でもこうして数ヶ月場所を変えて精神をコントロールしながら仕事してるんだなと思った。
ハンガリーから来たベンディはデータアナリスト。1日1〜2時間瞑想するらしく、精神性の高い人だった。忙しい毎日の中で何かを探すようにラダックに来て1ヶ月働きながら過ごし、質素な生活の中で、大切なものが分かった気がすると言っていた。ハンガリーも日本と同様通貨の価値が落ちていて、それについては危惧していたが、同時に、お金はたくさんあってもしかたない、そんなに重要じゃない、最低限生きれればという考え方もまた近しいものがあった。
こうして海外ノマドをできる時代なんだと感じたし、自分で自分の居心地良い生き方を主体的にできることが心の豊かさにつながるなぁと感じた。
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ラダックは本当に行ってよかった。
なにより、旅してる〜〜って体中がワクワクするような体験だった。
そして、ナムギャさんのあのチャイティーを、また飲みたい。
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