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チョコパイの魔法。


チョコパイと私の出会いは、遡ること20年前。

っていきなり何?ってかんじですがw
チョコパイとはそう、あれです🥺
みんなだいすきロッテのチョコパイ。


たしか、小学生の時だったかなぁ?
友達の家で、初めてチョコパイを食べました。
自分の家では食べた事がなかったので初めて食べた時、
あまりのおいしさにびっくりした事を今でも覚えています。

あまりに私が「おいしい(*´~`*)」と言っていたからか、帰る時友達がもうひとつチョコパイを分けてくれました。

あまりの嬉しさにニヤニヤが止まらない私。(笑)
大事に大事にチョコパイを抱えて走りました。

けれど、途中で我に返るのです。

いや、ちょっと待てよ。このまま、こ、、このまま家に帰る訳にはいかない、、と。






なぜなら私は、5人兄弟長女(当時はまだ3人)

借してあげる、分けてあげるがルールの我が家で、
たったひとつのチョコパイ。いやこれは間違いなく喧嘩の種。

でも、今回ばかりは絶対譲りたくないし分けたくない。(笑)
それでなくても日頃から、お菓子はもちろん大切にしていた宝物も毎月楽しみにしていた漫画も(ちゃおとかりぼん)
全部、独り占めすることなく貸し借りしてきた。
けど、漫画の表紙はいつも当たり前にビリビリに破かれたし、宝物はぶっ壊されて投げられるし。(笑)

でも、私はお姉さんだからといつも我慢して耐えてきた。


だから、今日くらい独り占めしたっていい。
このおいしいチョコパイ。
絶対に1人で食べてやるんだと。

固く心に決め、
服の下にチョコパイを隠して、家の中へ。


そのまま、チョコパイを安全なとこへ避難させ
誰にも見つかることなく。

夜中布団の中に隠れて、こっそりチョコパイを食べました。

これがとんでもなく最高においしかった。(笑)

日頃、お姉さんだからとたくさんの理不尽を強いられ、
弟や妹にあらゆる物を壊され、奪われ、
それでもグッと涙を堪えて耐えてきた。(大袈裟かw)

そんな私。兄弟がまだ知らないであろう
とんでもなくおいしいチョコパイを何と1日に2個も食べてやったぞと。

ちょっぴり罪悪感もありながらも、たまには独り占めしたっていいんだよってチョコパイに寄り添ってもらって
何かが報われたような。(笑)そんな気分でその日は眠りにつきました。

今思えば、いや帰る前に外で食べちゃえば良かったのに。とか色々思うんですけど、なんだろ〜どうしても家の中でこっそり食べたかったんだろうな(笑)

大人になった今でも、私はチョコパイがだいすき。
今だに、チョコパイを食べると幸せな気分になれます。

そしてね、思い出すんです。友達から分けてもらったあのチョコパイのこと。

たった1つのチョコパイが、こんなに自分にとって忘れられない思い出になるとは思ってなかったけど、
きっとこれから先も、ずーっとチョコパイは私にとって特別なお菓子なんだろうなーって思います。


長くなってしまったのでこのへんで(^-^)

𝐧𝐞𝐱𝐭…🧸𓈒 𓏸





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