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YU-TOの頭の中 サウナのあるところ

どうも皆さん、YU-TOです。

昨日、『サウナのあるところ』という映画を観た。

サウナ通の間では割と話題になっていた映画だったのだが、その評価は賛否両論。

サウナの本場フィンランドを舞台に、ただただ男達がサウナに入って話をするだけの光景がドキュメンタリータッチで描れた作品なのだが、何せその話の内容が暗い(笑)。

親から受けた暴力のトラウマ、離婚や親権問題、子供や伴侶との死別など、あまり人が語りたがらない心に抱えた傷を包み隠さず、時に汗と共に涙も流して裸の男達がサウナ内で話をするだけの浮き沈みがない単調な映画で、人によっては「何なの、これ?」と途中で観るのを止めてしまうだろう。

ネットのレビューなどで、「フィンランドの面白いサウナ文化が描かれていると思ったのに、ただ重苦しい雰囲気なだけの映画だった!」みたいな評価も見かけたりしたが、確かにそういう『サ道 フィンランド版』みたいな映画を期待していると、かなり痛い目にあう映画ではある(笑)。

しかし、自分はとても楽しめた。

特にハラハラドキドキな展開があるわけでもなければ、「サウナに入りたい!」と思わせてくれるような描写があるわけでもない淡々とした映画なのだが、「フィンランドでのサウナ文化ってこういうものなんだ」というのが、何となくだけど理解出来る映画だったように思う。

フィンランドでは、サウナは神聖な場所であり、サウナストーンに水を掛けることで発生する蒸気の "ロウリュ" には神が宿ると言われている。

「サウナには教会に入る気持ちで入れ」という諺がフィンランドにあるのは、サウナー達の間では有名な話。

だから、フィンランドにおいてサウナ室は懺悔をするかの如く、自身の中にある "闇" と正直に向き合う場所なのかもれない。

他人には言いにくい事も、恥ずかしい事も、抱える後悔も、それら全てを汗と共に流すことで身も心も清めらる場所、それがフィンランドにおけるサウナなんだなと、映画を観ていて "ピン" と来た。

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