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図書館に行って、どのコーナーに惹かれたか。

久しぶりに図書館に行った。
うつ状態からだいぶ回復し、最近本を読める様になった。といっても読むのは小説ばかりだったが、何か新しい知識を身につけたいと思い、まずは身近な図書館に行こうと思いついた。

しかし図書館に入って気づいた。

「あれ、私の興味のあるジャンルってなんだ?」

まず、新しい知識を身につけたいという思いはあっても、具体的にどの分野のどんな知識を知りたいのかが定まっていなかった。
私の悪いところだ。目的が明確でないのに、まず目標を立ててしまう。明らかに手順が逆だ。

しかし、図書館のいいところは、ウロウロと色んな分野の本を眺めることができるところだ。本屋で買うまで興味はなくても、いつも読まない分野の本を読むことができる。興味をもつきっかけをくれる。

私は迷子のごとく、図書館内をウロウロした。小学生の頃から一切興味をもてなかった歴史の本、どこにあるかも知らない国の本、題名を読んだだけでなんだか疲れてしまう自己啓発の本…とにかく色んな本を見た。

結局借りたのは、心理学の本と、料理の本。
心理学の本を借りたのは、自分をより知ろうと思ったからだ。自分の考え方がだいぶ偏ってることに気付いて、その原因や解決方法を知りたかったから。
料理の本を借りたのは、その時お腹が空いていたのと、最近料理をする機会が増えてきて、どうせ作るなら美味しいものを作りたいと思ったからだ。

図書館に行ってみて、自分の興味や考えが整理された。ごちゃごちゃ考えていたが、興味をもつきっかけなんて何でもいいし、理由はあってもなくてもよかった。

下手な自己分析をしたり、一人旅に出るよりも、図書館に行くことで自分と向き合うことができた。もちろん本から知識を得ることもできる。
自分の足にジャストフィットする靴を見つけた様な気分だ。

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