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iGrafx CONNECT in Tokyo 2023レポート

10月27日、ホテル雅叙園東京にてiGrafx CONNECT in Tokyoが開催されました。
コロナ禍明け久しぶりの集合開催となった本会は、日本全国より80名以上のiGrafxユーザー・パートナーが参加し、盛大なイベントとなりました。

第一部は株式会社サン・プラニング・システムズ副社長、戸塚 勝巳氏 の挨拶から始まり、
iGrafx社CEO Alexandre Wentzo 氏によるiGrafxのグローバル戦略発表、
iGrafx社CPO Shoeb Javed 氏によるiGrafxの製品開発ロードマップの紹介、
戸塚氏による日本でのiGrafx成長戦略の紹介、
iGrafxユーザーである株式会社リコー 浅香 孝司氏からリコー社におけるプロセスDXについて事例の紹介がありました。

第2部は懇親会が開催され、ユーザー同士の交流を深めると共に、ユーザーアワードの表彰式など、大変盛大なイベントでした。

iGrafxの製品戦略

iGrafx社CEO Alexandre Wentzo氏は30年の歴史を持つiGrafx社が、新たなる進化としてリアルタイムプロセスインテリジェンスを実現するProcess360 liveを発表したこと、顧客重視の姿勢を貫きながらプロセスインテリジェンスのリーダー企業として成長を続けることを発表しました。

iGrafx社CEO Alexandre Wentzo氏
Alexandre Wentzo氏による講演

続いてiGrafx社CPO Shoeb Javed氏よりiGrafxの製品開発ビジョン、ロードマップの紹介があり、新たに新機能が公開されるカスタマージャーニーマップの紹介や、新機能が追加されたプロセスモデルシミュレーション機能が発表されました。

Shoeb Javed氏による講演

プロセス思考によるDXの実現

サン・プラニング・システムズ社の戸塚氏からは24年間iGrafxの日本総代理店として活動してきた同社による日本での戦略を、日本のDX推進状況をプロセス思考を取り入れることで克服するという説明も交えて発表されました。
また、実機を使ったデモではProcess360 liveのユースケースの他、UiPath社のRPAとの連携ソリューションAutomation Performance+の紹介もありました。

戸塚氏による講演

最後にiGrafxユーザーを代表して株式会社リコー 浅香 孝司氏からリコー社で推進されているプロセスDXについて、プロセス思考に基づきデジタルを効果的に導入、活用することで、定量的に、速く、正しく、プロセスを可視化し、最適化し続けるという活動を実例を交えて紹介されました。

浅香氏による講演

プロセス思考に基づいた継続的な活動が顧客価値を向上する

本イベントで繰り返し提示されたテーマが「プロセス思考」でした。
単なるIT化やデジタル化は一時的に該当業務の生産性を向上するが、すぐに陳腐化し生産性が悪化してしまいます。
企業の生産性向上、顧客価値向上のためには常に業務プロセスの把握と最適化、自動化、評価を継続的に行う仕組みの構築が必要です。

この仕組みをiGrafx社はリアルタイムにプロセスの状況を可視化し、分析できるソリューションを提供し、日本においては24年にわたる経験と実績を誇るサン・プラニング・システムズ社が支援するというものでした。

プロセス思考は事業を仕組化し、継続性と発展性を獲得するための基礎理論です。プロセス分析や自動化のツールは各社から提供されていますが、製品・実行支援含めた全ての要素を提供するソリューションは他社に無いものではないでしょうか。

人口縮減、労働生産力低下という日本の課題に対して、各企業が取り組むべきテーマの指針を示したイベントだったと思います。

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