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【ドイツ・ベルリン動物園】2019年8月に双子パンダが誕生/4頭が暮らす

前回はオーストリアのウィーン、「シェーンブルン動物園」のパンダについて調べてみました。今回はお隣の国、ドイツに注目。パンダ情報を集め始めました。

ベルリン動物園は世界最大級の動物園

ドイツにもパンダはいます。暮らしているのはベルリンの動物園。ベルリン(Berlin/伯林)はドイツの首都で、都会に大きな動物園があるのです。

このベルリンにある「ベルリン動物園」は、1844年に開園したドイツ初の動物園。世界で9番目に古い動物園だそう。ゾウやキリン、ライオンなどの著名な動物を含めて約1200種2万頭もの動物が生息し、世界で最も種が豊富です。広大な敷地で自然豊かな場所であり、でもベルリンの都心からもとても近い。歴史があり自然に囲まれ、でも現代性もあふれる特別な場所。園内は子どもから大人までさまざまな体験ができるツアーもあるよう。

ベルリンといえば森鴎外の舞姫の舞台。1884年から軍医としてフンボルト大学に留学をしていました。動物園が開園した年と一緒!森鴎外もベルリン動物園に行ったのでしょうか。ちなみに、彼の下宿先は今森鴎外記念館となっているそう。ベルリンでも森鴎外は知られた存在なのですね。すごい。

ベルリン動物園には世界最高齢のパンダがいた

ちゃんと読み解けていませんが、ベルリン動物園のパンダの歴史は40年前にさかのぼります。

1980年 中国が2頭のパンダを贈呈(Tjen-Tjen・Bao-Bao)
1984年 Tjen-Tjenはウイルス感染で死亡
1995年 次のパートナー・イェンイェン(艶艶)が来園
2007年 イェンイェン、22才で急死
2012年 8/22オスのパンダ「Bao-Bao」が34才で死亡
    ※Bao-Baoは1978~2012年
2017年 6月にパンダ2頭が来園。チアオチンとメンメン。
2019年 8/31 双子のパンダが誕生

参考)
http://m.panda.org.cn/info/ShowInfo/?classid=72&yid=7960
https://www.afpbb.com/articles/-/2201807
https://www.afpbb.com/articles/-/2203357
https://www.zoo-berlin.de/de/zoo-tiere/details/grosser-panda

34才まで生きたバオバオというパンダがいました。1978年生まれで2012年まで生きた世界最年長。

バオバオの死により、ベルリン動物園にはパンダがしばらくいなくなりました。2017年までの約5年間のパンダの不在は、ベルリンの方たちにとって大きな悲しみや寂しさがあったのではないでしょうか。上野動物園で2008年にリンリンが亡くなったあと私はとても寂しく、今後身近にパンダを見られないのではと悲しくなりました。幸運なことに2011年にリーリー&シンシンが来園し、気持ちが高まったことを覚えています。

2019年に待望の赤ちゃん誕生!それも双子!

2019年8月31日、ドイツ初のパンダが誕生します。オスの双子の赤ちゃんです。母パンダにとっては初産でした。

調べてみると、自然交配ではなく人工授精で授かったようです。発情期に2頭あわせて発情行動が現れないとパンダの繁殖は成功しません。今回はわずかな発情のチャンスをつかみ、妊娠につながったようです。パンダの繁殖はほんとうに難しいものだと実感します。
参照)http://m.panda.org.cn/info/ShowInfo/?classid=72&yid=7960

一般公開されたのは2019年12月9日。「夢円(メンユアン)」「夢想(メンシャン)」と名付けられました。

双子パンダはすくすく成長中

昨年の8/31には1才のお誕生日を迎えた2頭。パンダ舎の広さはどれくらいなのだろうか。広大な土地でのびのび暮らしています。

また、ベルリン動物園のHPには、飼育員によるパンダのブログがあり2頭の成長を見ることができます。

YouTubeチャンネルもあります。

ドイツ語の勉強と、ベルリン動物園の発信をしっかり追いかけていきたいと思います。

NEXT

・双子パンダの日常を追いかける
・親パンダの発情期を見守る
・世界最大級の動物園ということをほかの種も気になる
・バオバオや歴代のパンダも調べたい


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