[僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?]

こんばんわ

今日は

僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書) 木暮 太一 

を読みました。

とても勉強になり考えさせられる本だったので、しっかりアウトプットしていきます!




・そもそも自分たちの給料ってどう決まってるのか?



これについて真剣に考え、自分なりの答えを持っている人はどれくらいいますか?

僕は気にする割には真剣に考えたことがありませんでした。この業界は年収が高そう、この職種は給料の割に大変そう~ぐらいのイメージしかありませんでした。


しかし、この本ではしっかりと定義されています。

それは

給料=明日も同じように働くために必要な経費のみ

です。(もちろんすべての会社が当てはまるわけではありません。)

けど、多くの日本の会社がこれに当てはまります。確かにインセンティブなどある職種もありますが、あくまでも表面的・付属的な要素にしかありません。

要するに会社側からしたら、社員は今日と同様に明日も働いてくれればいいので、そのために最低限のお金を給与として渡すのです。



・価値と使用価値の違い


この給与について語るには、マルクスの著書である資本論に出てくるいくつかのワードを把握しておく必要があります。


その1つ目として「価値」「使用価値」です。

ごっちゃになる人が多いですが、正確には

価値=それをつくるのにどれほど手間がかかったか?
使用価値=それを使って有益であるかどうか?

なのです。


じゃぁ、給料にはどっちによって決定されるのか?

給料は価値を基準に決まるのです。

だから、いくら頑張っても、どんなに成果を出したとしても価値は変わらないので給料は変わらないのです。

確かに転職や昇進で給料が増える人もいますが、それは需要が変わったのです。

2倍の成果を出しても給料が2倍にはなりませんよね?


(ここを混在させてしまう人が多いので注意です。)


そしたらこの価値を高くするにはどうしたらいいのでしょうか?

1つとしてスキル習得です。「スキルにかけた労力」が「スキルの価値」になり、それが自分の価値を上げてくれるのです。

だから闇雲に残業をしてお金を稼ぐことは一時的に使用価値を高くすることは可能だが本質的に給料アップには繋がらないという事です。

給料だけのために60年間毎日残業するのは嫌じゃないですか?苦笑



かと言って、ここでも価値だけあれば言い訳ではなく、使用価値にも目を向けなければいけません。

仮にすし屋で働く寿司職人なのに、とても労力がかかり価値の高い公認会計士の資格を持っていても給料は上がりにくいという事です。


結論:両方気にしたうえで、自分の価値が高くなる仕事を続ければいいのです。



とりあえず書ききりました、かなり省略しましたし、まだまだ自分も読み込みが浅いのは実感しております。

気になるところは再度読み、また少し時間を空けて1周読みたいと思います!




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