気の鍛錬ー武術的鍛錬法ー

年末となり、仕事を納めた方も多いかもしれません。

私はまだまだ仕事のため、
年末ももう一息頑張らねばと思います。

さて、仕事にしても、日々の生活にしても、何にしても
習慣化というものは大切になってきますが、
とりわけ武術においての鍛錬は日々の積み重ねが重要です。

タイトルには「気の鍛錬」と書きましたが、
気を練り上げ、使えるようにしていくためには、
日々の鍛錬をしっかりと行い続けることが大切になるわけで、
そうした意味では「日々是精進」だなと思います。

私も体調が悪いときや疲れすぎているときは
鍛錬できないときもありました。

それは今年の反省点であるなと思います。

たとえ5分であったとしても毎日練り続ける。

その意志力、精神力もまた、武術の鍛錬には重要だと思います。

一日歯を磨かなければ違和感があるかと思いますが、
そうした違和感を感じるレベルまで高めていく。

そうしないとなかなか気の鍛錬はできないものだなと実感しています。

特に私の師は大正生まれの方のため、
今の日本にような平和ボケな考えはなく、
常に何時であっても対応できるようにしておくことの大切さを
教えていただきました。

そうした意味では武術的鍛錬というのは、
単なる習慣化ということだけではなく、
身心ともにリラックスさせながらも、
即応できるようにする「胆力」の養成が
最も肝になるのではないかと思います。

胆力の不足はキレやすさや、
物事をすぐに投げだす、
などの態度に表れやすいものであると思います。

武術修行は日常にあり

そう言われる方もいらっしゃいますが、
まさに物事の取り組み方一つも、
大切な鍛錬になるのだと思います。

年末ではあるので、
今年の自分の未熟を反省しつつ、
来年はそうした鍛錬を積み重ねることのできる
自分を目指さなければと思う次第です。

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