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桜を撮りに散歩へ行きました

桜を撮りに散歩へ行きました。
昨日と同様に曇り空。しかし、昨日よりも明るく、陽光に若干の色気を感じました。この色気は、時間が経つほどに失われてしまい、凡庸な穏やかな眠気を伴う平和な日差しへと変化してしまうので、早朝6時過ぎ、自転者に乗って公園に向かいました。

本日、82枚撮影。多いし、撮ったばかりなので、よく分かりませんが、やはり今年は写真の調子が良さそうです。
毎年、桜が分からなかったのです。何が分からなかったのか、どうやら桜の形が見えなかったのでした。
模型制作の効果なのか、今年は、見なくても、桜が見えてきました。桜の花の形を見なくても、見えているので、戸惑うことなく撮れました。

早朝にも関わらず、普段よりも公園には人で賑わっていました。犬の散歩だけではなく、桜目当て、皆さん、桜を見に早起きして早朝外出、偉いです。

ちょっとした菜の花畑で、家族写真を撮っているお父さんが居て、一脚だったので、声を掛けて、私が家族写真を3枚撮りました。三脚だったらセルフタイマーで撮れますが、一脚では無理なので、折角ならば、Nikonのデジタル一眼レフだし、ハレの写真っぽいし、一日一善、久しぶりにキチンとしたカメラでポートレート撮影もアリだな、と。
若いお父さんに構図を決めてもらって、シャッターを押せば良いだけの状態で、3枚撮影。この時も、オートフォーカスがマルチかスポットかを確認し、フレミング調整だけ気を付けて、私は主にお父さんの目を見て、撮影するタイミングを測っただけで、人物達を意図的に見ないようにしました。
小さな兄妹2人はヤンチャではなかったし、仕事撮影ではなく、私の作品撮りでもなく、記念写真、通りすがりの私なんかが撮っても、ろくに写らないので、家族の雰囲気を感じ取って、自分を極力、無にして、写真の邪魔にならないように気を付けました。
ハレの写真っぽい、というのは、桜、春、ランドセル、多分、今年から小学生に上がるのでしょう、私は見窄らしい服装で、彼らは明らかにちょいと余所行きな格好、特に子供達はヨレヨレな服装ではないので、そういう彼らと私の違いがあって、これは大きな違いなのです。
しかし、家族4人の写真があるかないか、あった方が良いので、声を掛けてみたのでした。

「物質D」に見えてしまった
スキャナーダークリーのラストシーンを彷彿とさせながら

公園にはキチンとしたカメラで撮影している人達、スマホで撮影している人達が居て、百花繚乱、久しぶりに一眼レフで撮影をして、また、若いお父さんのフレミングを見て、「こりゃキレイに撮れるな」と思いました。
お父さんのフレミングは、丁寧でした。

ボケて、ズームレンズで。

1つ思ったのは、色補正についてで、桜を撮る、私は色補正を自分で弄る気がないので、撮った写真が完成です。従って、光、色、光の色を撮影する前にかなり気にしていますが(撮影時には、すでに写真のほとんどが完成しています)、桜の花の色、補正するならば、そして、レンズでボカすのならば、キレイに撮れるじゃない。
私は、天気を気にして、時間まで気にして、早朝に出掛けましたが、補正をするのならば、そこまで細かく考えなくても、大体で撮影をして、後でキレイにしてしまえば良いわけで、SNSで見掛ける桜フォトの大半は、映えています。

薔薇

薔薇園を通って、公園から帰宅しました。
見事に薔薇の花はなく、蕾もなく。
桜もそうですけど、咲いているから撮るだけではなく、咲いていなくても見て、自分の中で蓄積していく、見守るとまでは行かないけれど、例えば、桜は今日までしか撮れないな、という直感が働いたのです。
明日は雨、そして今日、ほぼ満開でした。

公園に通い、ハレとケ、桜が満開なのはハレでしょう、人生で大事なのはケです。

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