挑戦を否定するのは簡単

■「挑戦」って

頭で考えてシミュレーションすると
たいてい失敗します。

成功確率が低いから「挑戦」なんです。

理屈や正論をかかげて
だれかの夢への挑戦を否定するのは
めちゃくちゃ簡単。

挑戦したい気持ちっておそらく

理屈や正論には勝てないんです。

だからこそ

理屈や正論が
人の夢をつぶす武器になりえることを
心に留めておきたい。

逆に言えば、
簡単なんです。
人の夢を否定することなんて。

現実的に、確率的に、って理詰めしたら
納得できる根拠なんて
たくさん集めることができる。

■どうして否定するかって、
相手のことを考えているようで

「その人が失敗するのを見たくない」
とか
「自分の在り方を肯定したい」
っていうような
自己都合な心理が奥にはかくれています。

挑戦したいと言っている人が傷つくのを
見たくない、というより
傷つくその人を”自分が”見たくない
だけもある。

例えば、親、子供といった家族であれば

失敗する子供は親にとっては悲しいし
体裁も悪くなって都合はよくない。

挑戦する親は子供にとって
恥ずかしい、かっこ悪いことでもある。

それは自分が失敗することよりも
辛いことかもしれない。

■本当にその人のことを考えているなら
「挑戦を否定する」という
楽な選択をするより

結果がどうなっても
成功しても失敗しても
「自分はその人を受け入れる」という
自分にとって苦しい選択をする方が

自分にとっても相手にとっても
最善なのではと私は思います。

失敗からしか、学べないこともある。

もちろん、無責任に「大丈夫だよ！」
って言えばいいわけじゃない。

リスクや不安も受け入れた上で
お互いが自分の納得いく選択を
することが大事だということ。

■わたしもかなり現実派なもので
たくさんの否定をしてきました。
同じように否定もされてきた。

今は
自分が挑戦する怖さを
相手にぶつけてしまったと反省しているし、
相手もそうだったんだろうなと
想像することもできます。

たくさん自分も失敗したし
失敗する人も見てきたから
背中を押すむずかしさは
仕事や相談を受ける際に
いつも感じます。

でも失敗で成長する人や
想定外に成功する人も見てきた。

だから

理屈や正論を武器にせず
相手がこわごわ抱えている挑戦を
一緒に直視して向き合える存在で
ありたいと思うのです。

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