ADHD息子 受診日記〜人との出会い〜

こんにちは。はるです。小学生3年生、ADHD息子の育児を通しての経験や気づきを記事にしています。

今回は、ADHDの治療薬を内服して8ヶ月ほどたつ最近の息子の様子をご紹介しながら、最近あった私の(親側の)変化についても記事にしたいと思います。
これは、定型育児にも通じるものがあると思うので、是非最後まで見ていただけたら嬉しいです。


息子の様子


内服開始してすぐの頃の変化については、別の記事にも書いてあるので参考にしてください。
3月末から4月にかけて、新年度を迎えるにあたり疲れもあったのか(今になったらそう思えますが当時はただただ彼に怒っていました)、家で暴言を吐いたり、姉弟に嫌なことをしつこくしたり、機嫌の切り替えがいつもよりできなかったりと、家の中での様子が荒れていて困っていました。
そのことを当時の担当医に相談すると、内服薬インチュニブを増量することになりました。

その直後は、少しぼーっとするのか、上記の困った様子が落ち着きました。
ただ、その後から眠気、時折めまいが出てきてしまいました。

4月になって、担当医の方が他の病院へ行った関係で担当医が変わりました。
それが、私たち親子にとってはとても良い出会いだったんです!!

新しい担当医に様子を伝えると、眠気などの副作用が強く出ているためインチュニブには元の量に減量することとなりました。
その代わりどうするのか…選択肢として、コンサータという別の薬も併用する話もでたのですが、多剤内服するといことに少し抵抗があった私は、息子の様子や困り事を詳しく聞いてもらいました。担当医がとてもよく話を聞いてくれました。
そしてこう言ったんです。

「お母さん。この子は素晴らしい子です。」
理由としては、
前年度は一時不登校にまでなったこともあるのですが、今は学校に行って全部授業を受けて頑張っている。
学校以外にもサッカークラブなど、活躍の場があり居場所がたくさんある。
サッカーが大好きで、好きなものに打ち込める時間や環境がある。
そしてなにより本人が楽しく過ごしている。ということでした。
担当医としては、本人が困り感がなく楽しく過ごせるならなにも治療の介入の必要はないと言っていました。


子育ての考え方の軸となるもの


担当医の言葉で私は気付きました。困っていたのは私だったのです。姉弟もいるなかで頻発する喧嘩、トラブル、進まない家事、下の子の泣き声…

うまくいかないことを全部、彼のせいにしていたのかな。彼に求めすぎていたのかも。
でも私だって子育てに自信なんかないし、なにを基準に子どもに接したらよいのか分からない😫そんな気持ちを担当医にぶつけました。

すると、
「(息子)にとっては、気分を切り替えることが一番難しいことのようなので、それができたときは大袈裟に褒めてください。(息子)が怒っている時は、気持ちを切り替えて普通に話しやすい雰囲気を作ってあげてください。」
とアドバイスをもらいました。

私としては、目から鱗でした。
まさに逆のことをしていたからです。
息子が怒ると私も怒る→自分の気が収まらない→息子が普通に話してくるのが更にイライラするので態度悪くして返す。
こんな悪循環でした。
彼は彼なりに、苦手なことを頑張っていたんだ。それができたときは褒める、それだけで良いんだと思うと肩の荷が降りたような感覚でした。


受診後の変化


受診し担当医と話せたことで、わたしの気持ちがスッと楽になり、息子に対して久しぶりに優しい気持ちでいられる日が続いています。その変化はしっかりと彼にも伝わっているようで、息子も穏やかに暮らせています。おかげで息子との楽しい会話が増えています。最近は寝る前に私のところに来て、とても穏やかな口調で学校の話などしてくれる時間もあり、いつもいつも彼に怒っていたこれまでからすると信じられないような変化だと思っています。
とても久しぶりに、息子のことを可愛いなぁ〜…としみじみ感じられる時間が増えています。

子どもを素直に可愛いと思えるって、とても健全なことなんですね。

そう思わせてくれたきっかけは担当医の言葉でした。そんな人との出会いって、本当に感謝すべきものだと思います。
そしてもう一つ私が今強く感じることは、子ども自身にもともと成長していく力があることもすごく感じています。
それまでの私は、親として子どものお手本となったり、好ましくないことをしていたら望ましい行動ができるよう教えていくことが親としての責任だと気負っていました。
でもその前にまず、ただのお母さんとして、子どもを素直に可愛いなと思ったり、見守ったり、話を聞いたりする。ただそれだけで子どもは愛されている自信を力に、成長していくのだなと感じています。

子育てに正解はない!だけど、親としてなにを大切にして子どもと接していけば良いのかって悩みませんか。
そういう方には是非もう一度、自分が子どもに求めているものが、お子さんの求めているものなのか考えてみても良いかもしれません。 

では、最後まで読んでいただきありがとうございました。スキしてくれるとこれからも頑張れます🥺


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