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あなたの大切な人は、どんな人ですか

かしこまったタイトルですが、ペットについて語る記事でございます。
なぜ大切な「人」かって?私にとってはペットは人類だからだよ。

「あなたの大切な人は、どんな人ですか」こう問われたら、用意はあるだろうか。家族、恋人、友人、推し、なんでもいい。己は彼らに対してどう思ってるか。
それをテーマにして語る。私が今回語りたいのはペット。

私はオカメインコを飼っている。名はレモン。歳は2歳で、たぶん男の子だ。彼は手乗り鳥で、人に慣れているので、部屋の中であれば、籠から出て好き放題できる特権を有している。


猫ミームのように加工してみたぞ



レモンは鳥だ。人間と同じ頭をもっていないし、何を思おうとピーとしか喋ることができない。でも、彼は彼にしかない個性と人格はある。鳥さんだって個性がある。断言する。

さてレモンはどんな子なんだろう?話のタネに考えてみることにした。

レモンはどんな人(鳥)か。
これ、難しい。「大人しい子だよ」とテンプレートで言い切ってみても、なんともいえない。矛盾する外面もあるから。すぐにコレ!とは言えないので、エピソードを拾い集めることにした。

①まず、大人しい(ように見えるときがある)
ペットショップでお迎えした時にお店の人に言われたのだが、「うん、大人しい子だねえ」だった。
確かに、他のオカメインコは活発にケージの壁に張り付いて何か歌っていたが、レモンは、止まり木の上で休み、私のことを興味なさそうに見つめていた。他の子と比較して、確かに動き回る叫びまくる子ではないのだろう。
しかしそれは彼の世を忍ぶ姿でしかなかった。

②小破壊神である。
中国語っぽくなった。レモンは、まず身の回りのものをカジる。服とかLAN線、チラシ、段ボール。なんのお愉しみか、ギッザギザのめためたにする。

お仕事中のれもし。空き箱をカミカミ。この無邪気な瞳、お判りいただけるだろうか。
れもしによってギザギザにされた床の木目マット。こ、こんなにするなんて・・


お迎えした日から現在まで、彼はこれに飽きたことがない。マイルームに紙屑が散っているのはレモンのせいです。ちっちゃい破壊神。
大人しい子のはずなのに、こんなにするなんて。激しい趣味をお持ちだ。裏の顔だ。とても大人しいいい子とは言い切れない。

③私よりでかい声で叫び、そして人と会話したいタイプである。
オカメインコの呼び鳴きといったら、そらもう、車のクラクションに負けないくらいデカい。窓を閉めていても家の外まで聞こえるくらいだ。よくこんんなことをしている↓

れもし「ピヨーッ!!!!!ピヨーッ!!!」(意訳:ケージから出せ出せ

あーし「うるさい。うるさいよ!!」
→注意する人間の声が負けてる。

普段大人しいのに、主張するときは声がダントツででかい。このギャップ。人間だったらおもしろいな。控えめな彼だけど、手を挙げるときは声張り上げられるみたいな・・

そして、彼は私よりも人と関わりたい欲を持っている。
1日に1度は、プイプイと小さめの声で語り掛けてくる。なんとフレンドリーなんだろう。
たいして私はあんまり自分から話しかけないことが多い人。野鳥の声にも反応するし、彼の方がおしゃべりなんだよね。他者と話したい欲が彼にはめちゃめちゃある。びっくり。

私が「レモン」と呼びかけると、「ピー」と答える素直さを備えている。ゲームの鳥の声SEとかにも反応する。彼は喋りたい人なのだ。

④一人遊びが大好きだけど、人に甘えに行く時間も大切にする
レモンは基本、一人で過ごすのが好きだ。
朝起きたら一人でケージから出てきて、メイク用鏡に向かって挨拶する。ご飯を食べたら、お気に入りの段ボール箱の中に入って、ゴソゴソとなにやら怪しいことをする。または段ボールをちぎってストレス発散。これが彼の日常。一人で遊べるのだ。飼い主にとっては寂しいけどな。


ケージにつかまって、段ボールをかじりに行く遊び。なかなか巧妙な技をやってのける。

だけど、彼は人を必要とする。一日に最低1度は手の上に乗ってきて首を何度もかしげる。撫でて欲しいポーズである。オカメインコは首を撫でると気持ちがいい生き物なので、そうしてあげる。目を閉じてとても気持ちがよさそうな顔をする。
あとは頭に乗るも大好きで、何か驚いたりすると頭の上に乗ってくる。うんこするな。

最近は、私の顔を見てプイプイと何やら話しかけることもある。何をしゃべっているのやら。分かってあげられないのがちょっと惜しい。
ちなみに、鳴き声から「お腹空いた」、「鏡がない」とかなら、分かってあ
げる自信はある。

困った時は、私のことを「ママ」(意訳)と呼び、デカい声で騒ぐ。これは、彼が雛の時にお世話になったブリーダーさんの仕込みなのか、それとも、なにか不思議な力なのか。どっちなのか分からないが、彼は困った時に頼る先を心得ている。

レモンは、私を必要としてくれる。嬉しい。
撫でてる時の写真は、私の撮影技術がないので、用意できなかったのだ。すまない。

⑤いうて結局優しい。共感力がある。
レモンは優しいのか。それは分からなかった。だってあいつ、手の上に乗せたら、爪を剝がそうとクチバシをたててくる。油断ならない。基本は無邪気な奴だろうと思っていたのだ。
しかし、そうでもなくて。私が体調が悪くて臥せっていた時にケージを傍に置いておいたら、首を傾げ、心配するように「プイー?」と小さめの声を掛け続けてくれたのだ。普段大きな声を出す奴なのに、ベストタイミングでこんな声が出せるのだ。心配してくれてるのか・・?

動物だからと期待してなかったけど、いうてレモンは優しいのだ。・・・ぐぬぬ。

⑦ふっくらもちもち、優しい。すっきり。
これは個人の所感だが、レモンは、モフモフのモチモチである。お腹や背中のあたりなどたまらない。
これを隙をみて触れられるのが飼い主の特権。するとどうだろう、彼の体温と優しさがしみじみと感じられるのだ。彼を感じる。優しい~・・喋れなくても分かる。彼の人柄はすっきりさわやか、それでいてあたたかい。なにか・・

もちもち。ドアップなのはそれだけ存在感があるということさ。

本題に戻る。レモンはどんな子か?

内気に見えるけどしっかりパワーのある、甘え上手のいたずらボーイ なのかなあ・・・?
こうしてポイントを並べると、やっぱり彼、男の子なんだなと思った。力強いし、いたずらばっかりするし、ちゃんと要求は主張する。最後はママを求める。でもちゃんと優しい。この矛盾するような数々の人格が人間らしさを感じさせるのだ。

人間もそうだけど、人格って多様でひとつにまとめるのが難しいよね。レモンもそうなんだ。矛盾する要素が含まれているから一言で言うのが難しいのだ。

レモンとは、パラレルワールドでは親子だと思っている。あーしの息子だよ。この世界だと人間と鳥をしているけどね。異なる宇宙ではきっとそうなんだ。私のところに来てくれた。

こんな感じで充実したオカメインコライフを送っています。

毎日ここにいるよ!俺の場所だ!

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