角地を活かして住まいもお庭も素敵に魅せる。生まれ変わったエクステリア
施工前の状態。
駐車場側にあった門周りは、古い化粧ブロックばかりが主張していて、ファサードとしても物足りない雰囲気です。
また、サザンカの生垣に覆われていた施工前のコーナー部分は、角地という利点を活かしきれていない、印象に残りにくい外観でした。
そして、こちらが完成したエクステリア。
ライフステージの変化を機に、角地・高台の利点を活かしたエクステリアへ
外構デザインの中でも、家の「顔」として印象付けしやすい角地のコーナー部分。
そこが擁壁と生垣によって完全に塞がっていた久保様邸。
住宅メーカーにお任せ状態だったという外構は、奥まった駐車スペース側に門扉があることでインパクトに欠けるだけでなく、配置的にも不便さを感じていたようです。
せっかく高台の角地に建っているのに、住まいは生垣の向こう側に隠れてよく見えず、その利点が活かせていない、そんな思いを抱えつつ植木や雑草などの手入れも次第に負担になり、お庭を持て余すように。
家の新築時はあれこれと決めることに追われて、心に余裕がない状態で外構プランを決定してしまうことが多いもの。
暮らす内、そこには必要な機能は備わっていても、本当に納得できる機能が備わっていないと気付く人も少なくありません。
とはいえ、その時間やお金が無駄かというと、本当に必要なものを知る大事なプロセスになる、というケースもあります。
久保様のように、お子さんの成長など、ライフステージの変化と共にじっくり再考するのも一つの手ですね。
圧迫感を軽減するデザインと機能が散りばめられたデザインワーク
お庭の周囲は、壁を高めの設定にしたことで、人目を気にせずお庭で過ごすことができます。
もちろん、その高さゆえに生じる閉塞感を軽減するため、天然石を再現した味わいのあるタイルを貼り合わせ、要所に角柱のスリット格子材を入れ、自然な光や風を取り込める工夫を施しています。
道路側は、このタイル貼りのウォールの下に白壁の土留めブロックを設け、外観をツートンカラーに。
グレーと白のスッキリとしたカラーリングで視覚的にも圧迫感を解消しています。
こうした機能とデザインの絶妙なデザインワークも見どころのひとつです。
駐車場側の和室も、本来なら前の通りから丸見えになってしまうところですが、千本格子のスリット部材による目隠しにより、採光と通風を確保しながらさりげなく視線をカット。
景観にはキリリとした和モダンの風情が漂います。
ダイナミックなレイアウト変更で鮮やかに生まれ変わったエクステリア
建物を引き立てる重厚な門柱がシンメトリーに佇む門構え、ゆったりとした階段、上質感のある天然石のアプローチ…。
レイアウト自体をコーナー部分に移動した門まわりは、エレガントな存在感で街の景観にも鮮烈なインパクトを与えます。
その変貌ぶりには、きっと近隣の方にも「おうちもリフォームしたのかな?」と思われそうなほど。
というのも、石積風のボーダータイルが贅沢な門柱、そして琥珀色の江戸硝子がはめ込まれた鋳物風の門扉が出迎えるアプローチの先に視線を向ければ、今まで生垣で隠されて見えなかったご自宅が…。
その景色は建物までもが新しく生まれ変わったかのようです。
目線をカットしたお庭は心癒されるプライベートガーデン
門扉の先には、美しくリガーデンされた華やかなお庭が広がります。
地面は自然石の乱貼りアプローチやタイルテラス、化粧砂利などで構成されたドライで洗練された空間。
植栽もこれまでの生垣などを抜き、形が整いやすい常緑樹や自然樹形を楽しむ株立ちの木々などに限定。
日々のお手入れに追われない、フリーメンテナンスガーデンです。
いつの間にか足を踏み入れなくなっていたお庭。
それが門を移動したことで、玄関までのアプローチに華やぎを演出する効果的な配置となり、再びイキイキと息を吹き返しました。
お庭の中心には、弧を描いた白壁のデザインウォールがさりげなくお庭とアプローチを区切っています。
この背後、お庭側にはクオーツサイト貼りのキラキラしたベンチに。
デザインウォールはお庭に立体的でより変化に富んだ景色にしてくれるだけでなく、テラス内部や室内を訪問者からさりげなく目隠しし、景観に寛ぎ感をプラスしてくれています。
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