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多様性という言葉が使われる中で、「男らしい」「女らしい」と片方の性別にらしいをつけて表現をすることがタブー視されるようになってきましたね。

男らしい・女らしい 確かに曖昧よね。

ジェンダー差別にも繋がりやすいため、リーダーシップを女性がとると女性らしくないとか言われたりするとそれはちょっと違うよな〜と確かに思います。

「自分らしくあれば良い」と声高に言われていますが、婚活のカウンセリングでは「自分らしいって何?」「私ってなにもの?」と迷子な男女に出会うことが若者世代を中心に多くなってきました。

話は飛びますが、私は一姫二太郎で娘と息子がおります。
同じように育て「女らしく〜」「男らしく〜」とか「お嫁に行けないわよ」「一家の主人になれないぞ」・・・などの言葉は使わずに育てております。

とある社会学者や教育学者の中には、女の子の物はピンク、男の子の者は青、女のこはぬいぐるみ、男の子は車や怪獣を親が与えるから、その環境が女らしさ、男らしさを強要している・・・うんぬんかんぬんと唱える人もいるようです。

うちは子供におもちゃや服をほぼ購入しないで、頂き物、あり物、作り物で済ませております。

そのため、どちらかの性に偏った色やテイスト、おもちゃは与えておりません。

でも長女は、ぬいぐるみ(中二でもクマを抱いて寝ている)にお絵描き、着せ替えごっこ、おままごと、ピンクのふわふわのスカートとこれでもかっ!と言わんばかりのプリンセスぶり。
長男は、スポーツカー、工事車両、戦いごっこ(ラップの芯が武器)、恐竜、強いものがカッコいい状態で毎日雄叫びを上げ続けております。

今の若者と話していると、女性が女性であることを体現すると(女子アナみたいな格好して、甘えた声を出す)=男に媚びている、ダサい、格好悪い、今時いねーよ的な目が怖くて、かわいいもの素直に「かわいい」って言えなくなってるのかなと思います。
逆に男性も、バイクに車、ちょっとした暴力性や攻撃性、を携えていると=怖い、やんちゃは古い、今時いねーよみたいに周りに思われるんじゃないかなって思って、その男性性を隠し持ってる、一見なよなよ優しげ男子が増殖しているんではないかなと。

もちろん、中にはあざとくて何が悪いに代表されるように、あざとかわいいや見た目の華やかさを全面に押し出している人、ちょっとやんちゃな男性などもいます。

でも人の感性ってその人に内包されたものが全面にでているか!というと、社会的な風潮・風土も大きく作用するんだと思います。
特に自分がまだ未発達な若年層は、社会的な視線や周りの期待を鋭敏に察知し、大衆に自分を合わせるという人が8割なのではないでしょうか。

男性/女性らしくしたくない人はする必要がありませんが、どちらかと言えば俺青が好き、私はピンクが好きという人もいてもいいんですよね。
今の時代は明確に好き!強く思ってないとダメっていう流れがあるように感じます。

明確にこれが好きって言えない人の方がマジョリティだと思います。

何が言いたいかというと、冒頭の私ってなに?って多くの人が自分の中の男性性、女性性を認めてられてない人が多いのです。

男性は、女性に合わせなきゃだめだ
女性は、男性に合わせなきゃダメだ
過剰な適応反応とでもいうのでしょうか。

性別がグレーになればなるほど、異性として好きなのか人として好きなのかわかんなくなったりして、悩みがディープな方に進みます。

男性と女性は違っていいんです。ヒトという分類は一緒ですが、性別は一緒じゃないんです。分かれていないと種が持続しないから、分かれる必要があったんです。

相手のことよくわかんない→いいじゃないの、わかんなくて。だって違って当たり前なんだもの。

権利は平等だけど、性差はあっていいんだよ。

と教えます。

そうするとびっくりするくらい憑き物が落ちたように「え!分かんなくていいの?一緒じゃなくていいの?」と腑に落ち、恋愛ステージへとステップアップしていきます。

おそらく学校でも社会でも「みんな一緒」「違いはない」と徹底的に教え込まれているからなのか、違うと思いつつ、違って考えちゃいけないと生真面目に考えすぎてわけわかめなんだろうなって推察します。

あえて言いたい、体の構造違くない?付いてるものと付いてないもの。それによる役割分担があるわけで。
ホルモンだって違う。だから考え方も、反応だって違う。

生物学的な性が違うんだから。

社会学的な性=ジェンダーは、時代に合わせて変化してしかるべきだけど、生物学的な性とないまぜにする必要はない。

本当の意味での多様性は、一緒くたにすることではなく、お互いの違いを認め合うことではないでしょうか?

男ってこうだよね、女ってこうだよねって言いづらい時代。社会に出たら誰も教えてくれないからこそ、家庭内での性教育がめっちゃ大事。

学校でも親にも、社会にも教えられなかった子たちの、学びの場がほとほとなくて困ってます。

かしこ

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