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論点思考で巨人の肩に乗る-他者の力で大きな成果を出すために必要なこと-

こんにちは、セブンデックスのYUKIです。
2023 Advent Calendar by SEVEN DEX の14日目を担当させていただきます。

セブンデックスの第6期スローガンである「BA・KU・NO・BI (バクノビ)」を体現するために、「他者の力を借りて成果を出す」為にやらかしてしまった事と今意識していることについて書こうと思います。

仕事ができる人からしたら当たり前の話かもしれませんが、この記事を読んでくれた誰かの役に少しでも立ってくれたら幸いです。

セブンデックスの第6期スローガンである「BA・KU・NO・BI (バクノビ)」に関しては、こちらに記載しております。

本題の前にちょっとしたお知らせ
僕の転職ストーリーが漫画になりましたので、どんな意気込みで転職してきたかについてご興味がある方はぜひ覗いてみてください。


周りの力を効果的に借りれなかった自分

社会人として仕事をしていると、業務を円滑に進めていく上で、周りの人の力を借りて業務を進めていく事が多いかと思います。
僕は転職してからというもの上司や先輩の力を上手く借りる事ができませんでした。
前提として、異業種、異職種からの転職だった事や、複雑性の高い課題解決の為に知識や経験が不足している事も要因の1部であはります。

ただ本当の問題は自分の困りごと解決の為に周りの力を効果的に借りれなかった事にあると今では思います。

転職してから大きく2つ「相談したい事を解決するのに時間がかかる」「相談しても効果的に解決に繋がっていない」と感じるケースが多かったです。

相談する事は苦手だったけれど、こんなにも自分の困りごとを解決できないなんて、、、と思う日々がつづいてました。

現象、問題、課題っぽいものや不安ばかりを共有していた

自身の相談シーンを振り返ると
「XXXのプロジェクトのリサーチフェーズで〇〇を提案したのですが、顧客から△△と言われてどう対応しようか相談させて下さい」と相談していました。

上記の相談の仕方が上司目線でよろしく無い点は以下かなと思います。
・何が課題なのか分からない(仕事の全体状況を逐一把握していない上司目線だと、相談内容がなぜプロジェクト進行上課題なのか分からない)
・自分がどうしたいのかポジションが明確じゃない
・ポジションが不明瞭な事で仮説がない
・相談やフィードバックの観点が設定されておらず、上司にどんな行動をしてほしいか不明瞭

今自分で記事を書きながら、本当にやばい(ファンキー)相談の仕方をしているなと思いました。

別のシーンでは上司に相談する中で、「課題は?」と聞かれ、「すいません、これ課題じゃなくてただ不安なだけでした」と言った会話を展開してしまった事もあります。いやはや本当にお恥ずかしい。。。

課題が不明瞭、ポジションが不明確、仮説が無い事で、上司目線僕はどこまで見えていて、どの深さまでフィードバックをほしいのかが全く分かりません。自分が不安な事で「察してちゃん」にすらなってたと思います。

その結果、全体像の把握から上司の時間を貰い(奪い)、せっかく提示してもらった解決策もなぜか腑に落ちないという地獄のようなムーブをかましていました。
冒頭の「相談したい事を解決するのに時間がかかる」「相談しても効果的に解決に繋がっていない」といった2つの事象の爆誕です。

上司からフィードバックを受ける時は論点思考で伝える

上司がしたいコミュニケーション

最小工数で最大成果を生む為に本質的な課題解決を通して、会社やメンバーを前進させる事に寄与したいと思っているはずです。(直接聞いてないので分かりませんが、僕の上司になってくれた人は全員そんな感じです。)
その為、メンバーが一番困っている事は何で、それはどんな背景から来ていて、今この場でどんな意思決定やアドバイスをすれば良いか常に頭をぶん回してくれています。そんな存在です。(神)

メンバーがすべき務めとしては、本当に解決すべき課題「論点」を提示して、その背景(構造)と解決策仮説を提示する事に尽きます。

論点思考のレビューの受け方

上司にレビューを受ける前にはいくつかの下準備があります。
0:論点の候補の洗い出し
1:論点の絞り込み
2:論点の確定
3:全体像で確認(構造化)
実際には、スムーズにすぐに整理はできないので、洗い出し・論点の深堀、構造化は何度も行き来しつつ行う形になる思われます。

以下の書籍を参考に自身も絶賛修行中です。
①イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」 安宅和人(著)
②論点思考 内田和成(著)
③解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法 馬田隆明(著)

不確実性が高いものにこそオーナシップを持ってトンネルを掘る

振り返って見ると、そもそも不確実性の高い世の中で正解なんてものは無いのですが、(あるかもしれないが世の中に出してみないと真に検証はできない)自分の未熟さ故、ポジションをとったり、仮説を出す事から逃げていたように思います。
不確実性が高いからこそ仮説を出すんだろというツッコミありがとうございます。おっしゃる通りです。
課題を解決して、コトを前に進める為にも限られた時間の中で本気で頭に汗をかいて、議論する為の論点を提示するべきだと今では思っています。
その上で、フィードバックの正確性を上げる行為は上司とメンバーの相互補完によって完成する行為だと思っています。

磨いた論点に対して上司は、きっと沢山の有益なフィードバックや示唆を時間の限り提供してくれるはずです。
人の力を上手く借りられてないなーと思う方ははぜひ、一緒にトンネルを掘って建設的な議論を爆誕さてほしいなと願ってます。

最後に宣伝

2023 Advent Calendar by SEVEN DEX では、セブンデックスの第6期スローガンである「BA・KU・NO・BI (バクノビ)」を体現していくために、ディレクター、デザイナー、人事、広報、経営企画など様々な職種のメンバーが、それぞれの視点から

  • セブンデックスに入って感じていること

  • セブンデックスで得られた学び

  • セブンデックスで行っているユニークな取り組み

などを綴っていきます。
12/1(金)〜12/25(月)の土日を除いて、毎日18時に更新していくので、下記の記事のURLをブックマークするか、もしくはセブンデックスの公式Xをフォローして、ぜひチェックしてみてください!


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