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本の裏側

以前、かがみよかがみでこんなエッセイを載せてもらった。

今は勉強を一旦中断しているけれど、私は大学院入試に向けて勉強をしている。英語と専攻の勉強だ。

それと関連したものもしていないものも含めて図書館で借りた本を読むことも増えた。小説だけでなく、セクシャルマイノリティに関するもの、発達障害に関するもの、アルビノに関するものを中心に読み漁っている。挙げた3つのうち2つ、発達障害とセクシャルマイノリティは今過渡期にあり、情報がどんどん新しくなっていく。

なので、例えば10年以上前の書籍を読んでも、"その時代の"発達障害の扱いしかわからずに最新の知見に触れることはできなくなってしまう。私は発達障害の扱いの歴史を知りたいわけではなく(本当は知っていた方がいいのかもしれないが自分を知るので手一杯だ)、最新の知見が欲しいのでなるべく最近の本を借りるようにしている。

発行日を見るのと同時に、著者がどんな人なのかも見るようになった。そこには著者の学歴や資格(発達障害だと医師や臨床心理士が多い)が書いてある。そこで、信頼できるか判断して借りるかを決めるのだ。

自分がこうしたプロセスを経て本を借りているからこそ、学部卒の今の段階ではアルビノの本を出しても信頼されないのかもしれない……と学歴コンプレックスが顔を出す。せめて修士は欲しいんじゃない? と囁き声がする。

書くしかない。それはわかっている。

執筆のための資料代にさせていただきます。