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#017 久々の再会 Day ②

遠距離恋愛中のわたしたち
1 ヵ月ぶりの再会となった


司と朝を迎えた

家族と暮らすわたしにとって
これはレアなことなのだ 

泊まりのときは気がゆるみ
レイトチェクアウトなのに
ギリギリまで寝てしまう
今回もそうだった

昨晩は無駄にずっとお風呂で
過ごしてしまった

司のリクエストで
ランチはホテルの近くにある
チェーン店のパスタ屋さんにいった

とても天気がいい日だった
眩しすぎるくらいの激しい陽射しが
店内をギラギラ照らしていた

司はカルボナーラを頼む
うん、間違いないよね

食後にコーヒーを飲みたいところだったけど
一緒に飲もうねと約束をしていた
フラペチーノを目指し
次はスタバへとむかった

いつもフラペチーノは
司と半分こだ

なんだか素敵な休日を過ごせている

外は暑いけど
そんなことは全く気にならない

このままずっとずっと
一緒にいたい
そんな心地のいい時間だった

ドライブ中はたわいもない話がつづく
そういえばあまり司とは
ケンカをしなかった

共感性と調和性が長けているわたしたちだから?
いや、それよりなにより
わたしに楽しくすごしてもらおうと
司が気をつかってくれていたのだろう


今日はホテルのハシゴ
スタバのドライブスルーの後は
市内 1 あたらしく素敵な ホテル 瑞稀 へむかった

1 度ふたりできたことはあるのだが
そのときよりももっとリッチな部屋があると聞き
そこを狙っていた

ホテル 瑞稀 は部屋数が少ない

日曜日の昼間にも関わらず
その人気のリッチな部屋が空いていた

おもわずテンションがあがるわたし

「 今までみたなかで 1 番テンションあがってるよ 」
16 歳年下の司は冷静だった

なんて持ってるのだろう
そうわたしたちは最強なのだ

外は暑く短時間でも
汗をかいてしまう

部屋でまったりしながら
お風呂にお湯を張るのを待った

今回も新たなマルチアイテムを司はもってきていた
美容にはそんなに興味はないのだが
楽しそうな司がみたくて
その洗顔アイテムの説明をうけた

安定のお風呂タイム
マルチアイテムも込みで
今日も楽しいひとときだ

今回のお泊まりデート
わたしには課題があった

司はわたしに小さな嘘を積み重ねていた
地元や学生時代のいってしまえば
全て過去のはなしなのだが
わたしは嘘が嫌いな人間なのだ

おそらく司には悪意がないのだが
わたしは信頼ができなくなってしまう
これは確認せねばならない

お風呂に入っているとき
わたしは嘘のはなしを切りだした

司はとても驚いていた
自分が嘘をついている認識がなく
しかもそれにわたしが異常に反応している

わたしは司の反応次第で別れようと
決意していた

遠距離恋愛である今
信用は大きな問題である

司は軽く
「 ごめんね
遠距離恋愛だけどこのまま付き合いたい 」
そういった

この司の 1 ミリも迷いのない
わたしへの愛は
どこから湧きでてくるのだろう

これは最初から最後まで変わらず
いまだにわたしの中では謎であり
嬉しいところだった

今回のデートでは司は
会ってわりとすぐ
ブレスレットをプレゼントしてくれた

自分を感じて欲しいと
愛用のタオルも持参し貸してくれた

わたしは行動で彼をみるしかない

誕生日ではないこのタイミングで
プレゼントを用意してくれたこと
これは彼の気持ちなのだ

年下彼氏でしかも遠距離恋愛
まだまだ不安なことはたくさんある

けど今回のプレゼントで
もうしばらく
司を信じることに決めた

来月会えるかはわからない

でも来月は 2 人の誕生月だから
会えるようにまた日程を合わせたい

そう前向きにおもえる
今回のお泊まりデートだった

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