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海外の教育を知って

私は、幼稚園から大学まで日本の教育を当たり前のように受けて来ましたがずっーと思っていることがありました。


なんでみんなで同じ服を着て一斉に同じ事をしなくてはいけないの?

ということ。

そんな疑問を周りの大人にぶつけたところで何も解決しないし、変で我儘で可愛くない目立つ子どもと思われたくなかったので「それが当たり前で、みんなもやっていること」と思い何もなかったように振る舞ってはいたもののどことなく違和感はぬぐえませんでした。

私も朝起きて支度をし(皆と同じ制服を着て)、園や学校に行き。一斉に同じカリキュラムをこなして毎日なんの刺激もなく過ごす。そんな普通の毎日を送ってきました。


だって、それが普通(当たり前)でみんなもやっていることだから


でも、大学生の時に教育系の学部を専攻していたこともあり海外(主に欧米)の教育ってどんななのだろうと思うようになっていました。

その当時半年間受けていたとある教授(毎年ドイツでも講義をしている?)の授業でのみ海外の教育方法に触れる機会がありました。主に先生の専門の関係でドイツのシュタイナー教育についてでしたが、私にとってはすごく楽しかったのを今でも憶えています。

他の授業でも、シュタイナーやモンテッソーリについて少しばかり触れることはありましたがほんの触りのみ。なので、卒業論文も兼ねてヨーロッパの教育や子育てについて調べてみると私にとっては憧れるようなものばかりでした。

その当時、テレビ番組で海外の生活や文化を視察する番組がいくつかありその番組を見ていたところたまたまフランスの幼稚園を訪れる機会があり、とある1日を覗いたところ時間になり園児たちが登園してくるところまでは日本と何も変わらなかったのですが、事前に保育者が今日の大まかな活動として用意していたものに分かれ始めたのです。

※密着したのは多分3歳くらいの子ども達です。

グループは「お絵かき」「読書」「自由」です。

「お絵かき」のグループは事前に用意されたスペースで絵の具を使い大きな紙に各々好きに絵を描くのですが、その際には筆だけではなく周りにある玩具もインクをつけてスタンプしたりしてもいいよというもの。

「読書」のグループは本棚の周りで好きな本や絵本を持って来て一人で読んでも友達や保育者と読んでもいいというもの。

最後に私が一番驚いたのは「自由」のグループです。なんとふかふかのマットレスが敷かれた空間に子ども達と保育者が何をするわけでもなくおしゃべりをしたり寝っ転がったり!?

日本人からすると「え?」ですよね。もちろん、私も同じ反応でした。同時にこの環境で教育を受けたかったとも思いました。

それぞれ共通していることは、取り組む時の姿勢はどんな態勢でもよいということ。


そもそも、私が大学時代に学校や実習先で言われていたのは子ども達は自分たちで「あれがしたい」「これがしたい」が言えない。何故なら選ぶための選択肢がこの年の子ども達には少なすぎるからというもの。学生ながらに随分とそれが本当なら子ども達をその可能性を馬鹿にしてるな。それでも保育者、子どもや幼児教育のプロなのかと疑問に思いながら呆れたものでした。


イエナプランとオランダ教育を知ったのはつい最近なのですが、これまた冒頭の私の疑問を吹き飛ばしてくれるような内容でした。

イエナプランだかオランダ全体かは未だに混合していますがの私がざっくりと把握している内容としては、

・親が自分達の教育方針に合う学校がない場合は自分たちで作ることができる(多分オランダ全体の話?)
・クラスは3学年混合でクラス担任はいるものの教えるのは基本年上の子や理解している子であり教師は最終手段
・小学校から留年があり、決めるのは学校だけでなく3者面談もしくは2者面談で進級するか否かを判断する

もう色々と合理的過ぎて凄いなぁと感激しました。

だって、学校の授業って教師1:児童・生徒30で教師が一方的に上から教え込むっていうスタイルが日本の一般的な学校ですよね。
それが全くもって180°のスタイルで、私がイメージする学校の概念が崩れてしまったし理想郷を見つけたというWの衝撃でした。


別に日本が悪い
海外の教育方針がいいとかではなく
世界を見てみると私達日本人の常識とか当たり前が必ずしもそうではないという事。
もう少し日本も柔軟になってみてもいいのかなと思いました。

そしてこの記事で紹介した海外の教育方法は、冒頭の疑問を持った私にとっての理想郷であり私個人的な意見です。


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