発達障害者のコミュニケーション力は練習で伸びる!
「発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ」は発売されてすぐに購入しました。
私はWAISの結果はかなり偏っているけど、社会生活を送るにあたり自分も周りも困っていないという理由で、発達障害診断がついていないグレーゾーンです。
私が今まで接してきた経験上も発達障害の人の中には、コミュニケーションが苦手な方はたくさんいて、それが原因のトラブルも多いなと感じてきました。
元々、特性として人の気持ちが分からなかったりでコミュニケーションが下手な方、そもそもコミュニケーション取りたいという気持ちが希薄な方と理由は様々でしょう。
私はプライベートで友達が多いほうでもないので、プライベートに限っては苦手なままでも構わないと思います。
だけど、仕事ではどうかというと、人とのコミュニケーションの連続ですしコミュニケーションを取るのが下手→会社や集団の場でトラブルとなる→結果的に会社や集団の中からスポイルされてしまう→圧倒的にコミュニケーションの経験量が一般の方と差がついてしまう…という悪循環に陥っている方を多々見かけます。
以前、ひきこもり支援をなさっている方に聞いた
ひきこもりの方々は8050問題で何が不安かというと金銭的な不安もあるけどまずは親が亡くなった際に葬儀屋さんとコミュニケーションを取ることが嫌だという問題を抱えてる。葬儀屋さんを招いてネットで相談会をしたけど、一回も口頭でのやり取り無しでは葬儀すらできない
という言葉がものすごく衝撃的でした。金銭的な不安よりも、まずは親の葬儀の手配の段階でつまづいてしまう。それは大問題ですね。
今、私は社長業をしていますし、人前で話す機会が多いのですが、元々そうだったかというと違うんです。
仕事上、多くの人の前で話す・初対面の人とも話さないとならない という環境にあったので、徐々に得意になって現在に至ります。
20代の頃はどうだったかというと、人前で話そうとすると足や声が震えて声が裏返っていました。だけど、40代の今に至るまで、そういった経験を繰り返したことにより
「何か一言お願いします」「このイベントの司会をしてください」
といったことに対応できるようになりました。
なので、冠地さんが提唱する「ワークショップでコミュニケーションの練習をすれば会話力が上がる」は自分の経験からも実感として分かります。
「失敗しても安心」な環境でコミュニケーションの練習ができるってなかなかないですよね。
「イイトコサガシ」のメソッドもものすごく面白いものが多くて、私自身も参加したくなりました。さすが1000回以上のワークショップを開催し、参加人数が延べ10,000人以上の冠地さんの試行錯誤の中から産まれたメソッドで、よく練られている内容だと思いました。
弊社では冠地さんとの連携イベントも考えているくらいなので、「試した時点で大成功!」をモットーに掲げるイイトコサガシのワークショップは、成人の発達障害者にとり、必要不可欠なものだと思っています。
いきなり参加するのは怖いという当事者の方、具体的にどういった方法でコミュニケーション力アップの支援をしていいか悩んでいる支援職の方、必読の書だと思います。
ぜひ読んでみることをおススメします!
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